サービス介助士ってどんな資格?

 

世の中には、だれかの助けが必要な人がたくさんいます。

高齢者や心身にハンディキャップを持つ人は、口には出していなくても、日常生活では困ることがきっと多いはずですよね。そしてそれが原因で、いろいろなことを諦めてしまう、ということもあるのかもしれません。

ですが、だれかの助けを得られれば、諦めなくてもよいことがたくさんあります。そんな人たちを適切に助けられる資格が、サービス介助士(ケアフィッター)なのです。

この記事では、今多くの場所で必要とされている、サービス介助士の資格について、特徴や取得の方法などをご紹介します。

サービス介助士(ケアフィッター)とは

サービス介助士(ケアフィッター)とは、高齢者や体にハンディキャップのある方を、おもてなしの心と介助技術でお手伝いするための資格です。

困っている人を助けるために、声をかけられるのは大切なことですが、何の知識も持ち合わせていないままお手伝いをするとなると、何をしたらよいのかわからないもの。つまり介助する側には、適切なタイミングで適切なお手伝いができることが求められるのです。

サービス介助士は、介助のための専門的な知識と技術、心構えを持つプロフェッショナルというわけですね。2021年4月には、サービス介助士の資格取得者が19万人を超え、あらゆるサービス業の分野で求められる資格となりつつあります。

 

仕事の幅を広げるために最適

サービス・接客に携わるあらゆる企業で、サービス介助士の資格取得が推奨されています。

  • 公共交通機関(飛行機・電車・バス・タクシー)
  • 銀行
  • ホテル・旅館・レストラン
  • 百貨店・スーパー
  • 観光地

ぱっと挙げるだけでも、これだけの職種で求められていることがわかります。実際にJR東日本・JR西日本・各私鉄・JAL・ANA・イオンリテールなど、数多くの大手企業で資格者が活躍していることに注目してください。

これから仕事の幅を広げたり、プロとして高いサービススキルを身につけるためにも、とても役立つ資格だといえるでしょう。

 

サービス介助士の資格は3段階

サービス介助士の資格は3段階に分かれています。

  1. サービス介助士
  2. 准サービス介助士
  3. サービス介助基礎検定

上から順番に、より知識と技術を求められる資格です。

せっかく取得をするのであれば、最初からサービス介助士の資格を目指すのがオススメ。仕事ではなく、日常レベルでの知識を身に付けたいのであれば、准サービス介助士とサービス介助基礎検定の受講でもよいでしょう。

 

サービス介助士の資格を取得するメリット

サービスを受けられるお客さまの年齢層は、年々高齢化しています。そのため、バリアフリー法の施行にともなって、サービス介助士のスキルが求められるケースが増えているのです。

サービス介助士の資格者は「バッジ」を与えられ、介助のプロであることを知らせることができ、企業としてもサービスへの取り組みをアピールできます。お客さまに選ばれるスタッフ、そして企業になれる、というメリットがあるのです。

 

サービス介助士の資格を取得する

サービス介助士の資格を取得するために必要なことを解説します。

取得までに必要な勉強時間は、そこまで多くはなく、早い人で数日、遅くとも2週間程度しっかりと勉強すれば、ほとんどの人が合格できるはずです。難易度はそこまで高くはありません。

受験対象

  • 社会人
  • 大学生
  • 専門学校生

どなたでも受験できます。

受講料

  • 41,800円(税込)

勉強の方法

  • テキスト1冊

提出課題

  • あり(1回)

提出課題について

  • 問題数 … 100問(1問1点の100点満点)
  • 合格基準 … 60点以上
  • 試験方式 … 3択問題(マークシート方式)

実技教習

  • あり(2日連続)
  • 開催場所 … 東京・大阪・名古屋・札幌・仙台・広島・高松・福岡・那覇など

合格後の特典

  • 認定状・顔写真入りの認定証の発行
    ※3年に一度更新が必要(更新料1,650円)

サービスを提供する職業を目指すなら

京都ホテル観光ブライダル専門学校には、ホテル学科、旅行学科、ブライダル学科と3つの学科がありますが、いずれも「人」に対するサービスを提供する職業につながる学びがありますし、どの場面でも「サービス介助士」は活躍することが出来そうです。

一歩上をいくサービスを提供するために、サービス介助士の資格取得に向けて、チャレンジしてみてはいかがでしょうか!


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