旅行会社で働く!旅行関係の仕事に就くメリットや進路とは

旅行会社で働くことを考えた時、何をすればいいのか、何から手をつければいいのかわかりませんよね。「旅行会社で働く」と一言でいっても、実はたくさんの働き方、働く場所があります。旅行会社では一体どんな働き方ができるのか?働くためにはどのような勉強が必要なのか?一つひとつ見ていきましょう!

旅行会社で働くために、まずどんな仕事があるか知ろう

旅行会社の働き方は様々です。働き方によって必要なものも変わってきます。だからこそ、まずはどのような職業があるのかを知ることが必要です。

旅行会社での働き方は大きく分けて

  • ◆企画、販促
  • ◆販売
  • ◆現場

この3つに分かれます。

それぞれが「旅行に携わっている」という共通点はありますが、実際の業務内容は全く異なります。

企画、販促

企画・販促として働く職業は、大きく分けると5つあります。

  • ◆ツアープランナー
  • ◆ツアークリエイター
  • ◆国内海外手配担当スタッフ
  • ◆メディアセールス
  • ◆トラベルコーディネーター

販売

販売として働く職業は、大きく分けてこの2つ。

  • ◆旅行カウンタースタッフ
  • ◆アウトセールス

現場

現場で働く職業は、大きく分けると6つあります。

  • ◆ツアーコンダクター
  • ◆バスガイド
  • ◆海外観光スタッフ
  • ◆通訳ガイド
  • ◆エコツアーインストラクター(企画も担当)
  • ◆教育旅行スタッフ(企画も担当)

このように旅行会社で働くといっても、様々な働き方があります。まずはこれらの職業がどのような仕事をするのかを知り、自分にあっているものを見つけることが大切です。

「自分はどのような仕事をしてみたいのか?」「どのような形で旅行の仕事に携わりたいのか?」「なぜ旅行に関わる仕事をしたいと思っているのか?」まずはこれらを自分の中で明確にしましょう。

旅行関係の仕事の魅力

旅行関係の仕事とひとことに言っても、窓口で旅行商品を販売する仕事旅行のパッケージを組む仕事現地で案内をする仕事まで多種多様です。そのため旅行関係の仕事の魅力を表現するのはなかなかむずかしいもの。

しかし、どの仕事にも共通しているのは「大好きな旅行に関われること」が、最も大きな魅力なのではないでしょうか。

おそらく旅行関係の仕事を目標にしている人の中に「旅行に興味はない」という方は少ないはずです。旅行が好きだから、少しでも関われる仕事を目指したいという方が大半でしょう。

お客様へ案内をしているときも、旅行のパッケージを作るとき、そして現地で案内するときも、すべて旅行に関する知識が問われます。旅行先の知識だけではなく、もっと旅行を楽しむ方法や想定されるリスクなどを含め、専門的な知識が求められるでしょう。

旅行関係の仕事のやりがい

旅行関係の仕事に就くことは、魅力だけではなくたくさんのやりがいもあります。やりがいについては人それぞれ感じ方が異なり、人の数だけやりがいがあるものです。

ここでは、旅行関係の企業に務める人の多くが感じているやりがいについて、ご紹介します。

毎年、就職したい企業の常連の業種にも入る旅行業ですから、それだけたくさんやりがいがあるということです。

これから旅行関係の仕事を目指すのであれば、どんなやりがいがあるのかを、ぜひ事前に知っておきましょう。

旅行関係の仕事のやりがい①お客様に感謝される

どんな仕事にでも共通することではありますが、何よりもお客様から感謝された時が一番やりがいや充実感を感じられる瞬間です。旅行関係の仕事にも数多くの職種がありますが、いずれもお客様に快適な旅行を楽しんでもらうこと。

窓口業務であっても、現地で案内をする業務、交通インフラに関わる業務など、どんな業務であっても、旅行を楽しむお客様から直接「ありがとう」の声を聞けることほどうれしい気持ちになれるものはありません。

旅行関係の仕事に就いたときには、お客様からの感謝の声をたくさん聞けるように、日々努力したいものですよね。

旅行関係の仕事のやりがい②大好きな旅行に関わり続けられる

旅行関係の仕事に就こうとしている方なら、ほとんどの方が「旅行好き」なのではないでしょうか。プライベートで知らない土地や大好きな土地へ旅行するのが大好きなあなたなら、そんな旅行に関わり続けられることに大きなやりがいを感じられると思います。

好きなことを仕事にできるほど幸せなことはありません。もしかすると天職なのかもしれないですね。

旅行関係の仕事のやりがい③全国・世界各地のローカル情報に詳しくなれる

こちらも旅行が好きなことと一部は重なることですが、旅行に関わる仕事をしていると、全国、あるいは世界各地のローカル情報に詳しくなれます。仕事で必要な知識ですから、詳しくならざるをえないのですが、こうした知識は自分が旅行で楽しむときにもかならず役立つでしょう。

それにさまざまな場所のローカル情報や情勢を知っておくことで、誰かとの話のきっかけになったり、ニュースなどで情報を拾えるアンテナの感度も高まります。こうした多くの場所について詳しくなれることにもやりがいを感じる人はいるものです。

旅行関係の仕事の大変さ

旅行関係の仕事の大変さは、シーズンに集中して忙しくなることなのではないでしょうか。

こちらも会社や職種などによってもまったく違うとは思いますが、年始年末やゴールデンウィーク、夏休みなどの繁忙期にはとても忙しくなります。一日を通してたくさんのお客様を案内しなければならず、シーズン中は休みもそこそこに、忙しく働かなければならないでしょう。

とはいえ忙しい毎日は、仕事としては充実感が感じられるひとときでもあり、スキルも伸びやすいときでもあります。どれだけ忙しくても、お客様から感謝してもらえれば、それがやりがいも感じられるはずです。

ほかにも旅行シーズンなのにも関わらず、その時期にまとまった休みが取りづらいことも大変な側面でしょう。休みに関して言えば、オフシーズンには休みが取りやすいので、人気の旅行先も人が少ない中がでたっぷりと味わえるというメリットはあります。

旅行関係の仕事をするなら専門学校に行くべき?

旅行関係の仕事に就くためには、いろいろな方法があります。

職種によっても、必要な学歴や知識、資格も異なりますが、一般的にはとくに条件がない場合も多いです。そのため専門学校に行かなくても、旅行関係の会社に就職すること自体はできます。

ですができることなら、旅行関係の会社で働くのであれば、専門学校で体系的に学ぶことをおすすめしたいです。実務的な点は働きながら学ぶものですが、旅行や地理に関する体系的な知識や、学問的なことについては、学校でなければ勉強できないため。

もちろん自主的に学ぶこともできますが、忙しい毎日の中で、学問的なことを勉強するのはとても大変なものでしょう。

また専門学校で学ぶ方が、旅行に関わる資格試験でもかなり有利です。専門学校では、資格取得に関わる授業も多くあるため、旅行業務取扱管理者をはじめとした資格試験にも合格しやすいといえます。

これから進学を考えてる方や、一度は就職したものの、旅行関係の会社への転職を目指している方は、ぜひ専門学校への進学も検討してみてください。

旅行会社で働くには、どのような勉強をすればいい?

旅行にはたくさんの種類があります。通常の国内旅行以外には、「海外旅行」、「教育旅行」、「クルーズ旅行」などがあります。その中でも更にパッケージ旅行や団体旅行など、分けていくとどんどん増えていきます。旅行会社に入ってからそれらを学ぶのはとても大変です。

例えば旅行を販売する「カウンタースタッフ」として就職したとしましょう。就職してから働いているうちに、修学旅行など教育関係の旅行に携わりたいなと思っても、働きながら一から教育旅行に関する知識を学び直すのは大変です。「アウトセールス」として修学旅行の企画や提案、セールスをしたいと思ったら、身につけるべきスキルはたくさんあります。

勿論仕事をしながら学ぶという選択肢もありますが、先にどのような仕事の内容でどんなことを知っておく必要があるのかを学んでいるだけでも、気持ちや負担は軽くなります。

ずっと同じ職種で働くとしても、旅行は様々な知識が必要になります。働く前に広い知識を知っておけば、基盤ができあがっていることになるので、働いてから現場での知識を積み上げられやすくなるでしょう。そのため、旅行会社で働くのであれば、旅行に関する仕事の基礎知識を全体的に勉強しておくのが良いのではないでしょうか。

旅行会社で働くなら資格をとろう!

働きはじめる前にある程度の資格を取っておけば、就職しても即戦力になれる可能性があります。一般的に、旅行会社に就職できても、すぐに自分の望む職業に就くことは、難しいとされています。

資格をとると、希望の仕事に就ける可能性が高まる

例えばツアープランナーになりたいと思っても、資格がなかったり旅行関係の専門学校を卒業していなければ、旅行カウンタースタッフなどで経験を積んでから、ツアープランナーを目指すことになります。

しかし「国内旅行業務取扱管理者」や「総合旅行業務取扱管理者」の資格を持っていれば、即戦力としてすぐにツアープランナーの仕事を任せられる可能性が高くなります。あとは自分の実力次第というところでしょうか。

特にこの2つの資格は、旅行業界で働く上で、かなり役立つ資格です。海外で働くことを考えているのならば、総合旅行業務取扱管理者の資格は必須です。

資格取得には様々な勉強をしなければなりません。独学で勉強をするのは、私なら心が折れてしまいます。京都ホテル観光ブライダル専門学校では旅行業務について実践的に学べるだけではなく、旅行業務をする上で有利になる資格の対策授業があります。だからこそ在学中に必要な資格をたくさんとることができるのです。

旅行業務取扱管理者

旅行に関わる資格の代表格が、旅行業務取扱管理者です。旅行業務取扱管理者は、旅行に関連する資格の中でも、ごく少ない国家資格。

旅行商品を取り扱う事業所に、かならず資格の保有者がいなければならないため、会社からもかなり重宝される資格です。就職だけではなく、転職にも役立ち、いずれ旅行に関わる仕事で独立したい方にも必須の資格だと言えます。

英検・TOEIC

インバウンド需要が増加していることもあり、英語に関わる能力も必須となりつつあります。いつまでも「英語は苦手だから」という感覚では、これからの旅行業界では厳しくなる恐れもあるでしょう。

英語を得意とするための第一歩として、英検やTOEICを受験するとよさそうです。

資格は働く前に取得しよう

旅行会社で働く夢を叶えるためには、どの業務に就いても自分の力が出せるよう、旅行に関する幅広い知識を学び、自分のやりたいことを明確にして、さらに知識を深めることが必要です。資格を取れば就職に有利にもなるので、働く前に取得しておきたいですよね。

京都ホテル観光ブライダル専門学校では、1年次で「旅行」について広く浅く学びながら資格対策ができ、2年で焦点をしぼって専門的なことを学ぶことができます。夢への近道になるのではないでしょうか。

旅行関係の仕事を目指すための進路は?

旅行関係の仕事を目指すための進路には、いくつかの方法があります。旅行関係の仕事では、絶対に持っていないといけない資格はありません。そのためだれでも業界で働くことは可能です。

ですが全くの知識ゼロの状態で就職するのと、ある程度を学んでから就職するのでは、仕事への適応期間や本当にやりたい職務に従事できるまでの時間にも、大きく差が出てしまうでしょう。

できことなら、一度は旅行関係の専門学校などへ進学し、それから就職する方が良さそうです。

旅行関係の仕事への道①専門学校へ進学する

一番ポピュラーな進路が専門学校へ進学し、専門的な知識と技術を習得、資格を取得してから旅行関係の仕事へ就職する進路です。専門学校では目指したい職務に特化した学習に絞ることができます。

そのため短い期間でプロとして求められる基礎を固められ、多くの資格の取得も可能。旅行関係の仕事に就くのであれば、ぜひ専門学校への進学を検討してみましょう。

旅行関係の仕事への道②大学へ通う

専門学校に続いて多いのが、大学への進学です。入社を目指す企業の募集要項に「大卒」とある場合は、大学を卒業してからでなければチャンスがありません。そのため大卒に限られる企業や職務であれば、大学への進学は必須です。

旅行関係の仕事への道③今すぐに就職活動をする

今の時点で高校生などの学生さんであったり、すでに社会人として働いている方もいらっしゃると思います。旅行関係の仕事には、基本的に採用条件があまりない場合も多いため、すぐに就職活動をすることで、最短で業界で働くことも可能です。

ですが先程も説明した通り、本当に就職したい条件のよい企業や職務に就きたい場合は、一度は進学することがおすすめ。ぜひ専門学校に進学することも検討してみてください。当校、京都ホテル観光ブライダル専門学校では、さまざまな職種向きの学科や奨学金制度もあるのでぜひ活用しましょう。

 


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