旅行地理検定に合格して、観光案内のプロになろう!

旅行関係の仕事をしたいと思うなら、観光地の情報には詳しくなって置く必要があります。ガイドブックには載っていない隠れた情報も、旅行地理検定合格を目指して勉強すればとても詳しい観光案内ができるようになります。今回は、観光の仕事に就くならぜひ合格しておきたい「旅行地理検定」についてお伝えしていきます。

旅行地理検定とはどのような検定?

旅行地理検定とは、観光地についてどれだけ詳しい知識を持っているのかを見極めるための検定です。観光に関わる仕事をしていれば、直接お客さまをガイドしていなくても、観光地についてさまざまな情報を持っておくことが必要です。なぜなら旅行代理店でカウンタースタッフをする場合でも、この地方の温泉だったらどこがおすすめですか?登山旅行をしたいのですがおすすめの場所はありますか?というように、本来の目的以外の内容を尋ねられることもあるからです。

お客さまは、観光の業務をしている人は全員プロだと思って質問をします。実際私たちも各地へ観光に行く時、もう少し穴場情報が知りたいとか、隠れた名店を知りたいと思えば、その土地に詳しい人に尋ねることはありますよね。

そんなお客さまからの質問に答えられるべく、広く深い知識を蓄えるのに適切なのがこの旅行地理検定です。今や観光に関わる業務に携わりたい人の多くが、この検定に合格することを目指しています。それくらい観光に携わる業務をする人にとっては、ニーズが高い検定試験なのです。

 

旅行地理検定にはどうすれば合格できる?

旅行地理検定には、「『美ら海水族館』はどこにある?」というような問題や、「●●の映画のロケに使われた駅はどこ?」というような問題が出ます。また、場所や地理だけではなく、有名な観光地の歴史についても問われます。実際に旅行の仕事を始めてから、お客さまに観光地について質問された時に「分かりません」とは言えないですよね。ツアーコンダクターやバスガイドなど、直接お客さまをご案内する仕事では、お客さまを楽しませるために歴史や背景を語ります。

 

検定は4級から1級まであり、級によってレベルが変わりどんどん難しくなっていきます。1級に合格できれば、なんでも観光地について説明できる本当のプロになることができます。

例えば20年前の高校生は、必修科目に「地理」があったのだそうです。でも今は必修ではなく選択科目。つまり「地理」についての知識は、現在の中高年の方にはかなわない可能性が高いのです。しかし、実際に観光地をご案内するお客様は中高年以上の方もたくさんいらっしゃいます。そのお客様に旅を楽しんで頂くためにも、「地理」についての勉強を観光に関わるスタッフはしておく必要があるのだと思います。

実際には一つの観光地に対して、その周辺の土地も含めた山や海、湖、半島、砂丘などについて学んでいく必要があります。さらにその地形や気候、宗教や産業なども「地理」の範囲には含まれています。一人で勉強をして試験対策をするのもいいですが、観光地理には先程も述べたように覚えることがたくさんあります。暗記もあれば考える問題もありますから、誰かと一緒に勉強すると覚えることが楽しくなるかもしれません。

学校の勉強だって、授業を受けた先に定期的な試験があったからこそ一生懸命覚えられたのです。私が通う京都ホテル観光ブライダル専門学校の旅行学科では観光地理検定の対策授業を行っています。友達と一緒に分からないところを確かめあいながら学んでいくことができるので、覚えることも考えることも楽しくて、とても励みになります。

 

旅行地理検定をとって、観光のプロになろう!

旅行地理検定に合格することができれば、旅のプロとなることができます。実際に観光に関わるどの業務についていても、すぐに頭の中で観光地が浮かぶようになれば、仕事をする上で自分もやりがいを感じられますし、お客さまに楽しんで頂くこともできます。お客さまをスムーズにご案内できるようになるので、信頼される人材になれると思うのです。

やはりお客さま側からすれば、マニュアル通りの回答しかしない人よりも、地図やガイドブックには無いたくさんのことを知っていて、それを楽しく話してくれる人の方が嬉しいものですよね。観光の企画をするような仕事であれば、なぜそこを観光するのがいいのかも含め提案することができます。

 

勿論、働きながら観光地や旅行先について詳しくなることもできます。しかし就職前にかなりの知識があることを証明できれば、就職活動でも有利に働きます。

そのためにも学生時代の間に検定合格を目指して勉強をしておけば、自分が希望するところに就職できたり、働いてから自信を持ってお客さまをご案内できる観光のプロになることができます。

 

 

参考

https://www.chirikentei.jp/about/

https://www.chirikentei.jp/trial/domestic_level_test/


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