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旅程管理主任者とはどのような資格?何をするの? DATE:2019年2月8日 旅行

ツアーコンダクターの仕事を調べていると、必ず出てくるのが、「旅程管理主任者」という資格です。この旅程管理主任者とはどのような資格なのでしょうか?ツアーコンダクターの仕事にどのように関連する資格なのか、旅程管理主任者の資格を取得するためにはどのような勉強をする必要があるのかご紹介したいと思います。

旅程管理主任者はツアーコンダクターに必要な資格

まずは、ツアーコンダクターになるために必要な多くの資格のうち、欠かせない資格として挙げられる「旅程管理主任者」の資格そのものについてご紹介します。

 

添乗員の証明書になる

旅程管理主任者の資格はツアーコンダクターに必要な資格なのですが、この資格がなければ仕事ができないというわけではありません。ただし、いわゆる添乗業務を行う際、旅程管理主任者の資格保有者が必ず1名以上同行していなければならないことが旅行業法によって規定されています。複数人での添乗業務であれば該当者がその役割を担えば問題はありませんが、旅程管理主任者資格を持たない人が1人で添乗業務をおこなうことは禁止されていますし、ツアーコンダクターとして仕事をする以上は持っておくべき資格と考えてよいのではないでしょうか。

後からも詳しく紹介しますが、資格取得には実務経験が必要なこともあり、ツアーコンダクターとして就職し、働きながら資格を得る人が多い資格でもあります。

また、将来的に、旅行会社やツアーコンダクター会社にから独立し、フリーとなっても添乗業務をおこなうことができますし、自分が責任者となり、そのツアーを管理することができます。また、今後自分が新人教育する側になった時に資格を持っていることで新人教育を任せてもらえることもあるかもしれません。

 

海外で働く時に必要

旅程管理主任者には2種類の資格があります。国内旅行の添乗業務を行う時に必要になるのが「国内旅程管理主任者」、海外旅行の添乗業務を行う時に必要になるのが「総合旅程管理主任者」の資格です。

今後もずっと国内の添乗業務ができれば満足という人であれば、国内旅程管理主任者の資格を取れば問題ありません。しかし、ツアーコンダクターとして世界中を飛び回りたいと考えているのであれば、総合旅程管理主任者の資格を取っておきたいですね。総合旅程管理主任者の資格を持っていれば、この資格一つで国内外問わず添乗業務を一人で行うことができます。

世界遺産を巡るツアーコンダクターとなりたい、海外の有名な土地を案内したい、将来的に海外で働きながら暮らしたいと考えている人は、総合旅程管理主任者の資格を取っておくとよいでしょう。

もちろん国内旅程管理主任者を取り、後から総合旅程管理主任者の資格を取ることもできます。しかし総合旅程管理主任者を持っていれば、国内旅行・海外旅行どちらの添乗業務もできるので、海外で働きたい人は、初めから総合旅程管理主任者の資格を取ることをおすすめします。

 

旅程管理主任者の資格を取るには?

では「国内旅程管理主任者」と「総合旅程管理主任者」の資格を取るためには何をすればいいのか?必要な勉強内容や、特別に準備することはあるのでしょうか?詳しくみていきましょう。

 

資格取得に必要なこととは?

旅程管理主任者資格の資格を取得するためには、

  • ◆観光庁長官の登録を受けた機関が実施する、旅程管理研修の修了者(合格者)であること

この研修修了時には試験があり、研修課程で学ぶすべての科目について60%以上の成績が基準となっています。この基準に達しない科目がひとつでもある場合は、未修了とされ、次の段階に進むことはできません。

  • ◆旅行業法で定めた一定の添乗実務を経験していること

「一定の添乗実務」とは、旅程管理研修修了日の前後1年以内に1回以上、旅程管理研修修了日から3年以内に2回以上を指しています。また、「添乗実務」とは、企画旅行の補助添乗、旅程管理主任者によって引率された研修または手配旅行添乗などを指しています。

の両方を満たしていなければならないと取り決められています。つまり、基本的には旅行会社などに就職し、資格取得を目指す形になり、就職してから資格取得をする人が多くなっています。

そして、これらを踏まえた上で、実際の資格取得までの手順としては次のような段階を経ていくことになります。(以下②について、条件を満たせば①の前でも可)

 

①添乗員派遣会社に登録

②基礎添乗業務研修受講・修了

③旅程管理研修受講・修了(修了試験合格)

④添乗実務経験

⑤資格取得

 

研修ではどんな勉強をするの?

旅程管理研修では添乗業務に関わる内容を勉強し、修了試験ではこれら内容について問われることになります。

  • ◆旅行業法
  • ◆約款(やっかん)
  • ◆旅程管理業務

それぞれについて詳しくみていきましょう。

旅行業法

旅行業法とは、旅行業務に関わる法律のことです。

  1. 旅行業務に関する取引の公正維持
  2. 旅行の安全の確保
  3. 旅行者の利便の増進

を図ることを目的として定められています。

旅行業法は旅行者を安全に、安心して楽しんでもらうために作られたものです。添乗業務をする上で、旅行客が危険やトラブルに巻き込まないように、安全に旅行を終えるために、ツアーコンダクターには法令・法規を理解実施することが求められます。

約款(やっかん)

ここでいう約款とは、旅行業や保険業など、大量の契約を画一的・定型的に締結し、処理することを目的としてあらかじめ定めておく契約条項のことを指しています。同じ内容の契約を大量に迅速に処理するには大変便利な契約方式です。国と旅行業者間の取り決めが先の「旅行業法」でしたが、こちら約款は旅行業者と利用者間の取り決めということになります。

旅行業務を行う際は必ず旅行者と旅行業者とで契約を結びますから、契約内容や関連法規の内容を中心に学んでいきます。

旅程管理業務

旅程管理業務は、ツアーコンダクター、旅程管理者が行う業務のことです。単に、お客様の旅行がどんな具合に進んでいるのかを管理することではなく、旅行者の安と旅行の円滑な実施を図るためにおこなう、旅行会社がおこなう措置のことをいいます。

具体的な内容は旅行業法で以下のように決められています。(但し、国内旅行については、一定条件を満たせば②と③はおこなわなくてもよい。)

  • ①旅行開始前に必要な手配を終えること

旅行開始前に必要な手配を終えることによって、いざ旅行者が旅行を楽しむ時に手配をしないといけないことを知らずに実行できなかったということにもなりかねません。そのような旅先でのトラブルをなくすために、必要なことは全て旅行前に終えてしまいます。

  • ②航空機の添乗手続きやホテルの手配を再確認して、旅行者がそのサービスの提供を確実に受けることができるための手続きをすること

航空機やホテルの手配の再確認は、改めて確認しなくてもいいように思えますが、手配ミスを防ぐことができます。旅行業界が忙しい時期では双方が作業に追われています。ダブルブッキングになってしまっていたり、予約ができていなかったということもあり得ます。それをなくすために必ず再確認を行います。

  • ③旅行サービス内容変更が止む終えない事態が発生した時の代替手配

予約をしていた旅行サービスが行き先で問題が起きたり、天候などの関係で中止せざるを得ない時もあります。その時になって「サービスを受けられません」となってしまうと旅行者も来た意味がなくなります。代わりのサービスをすぐに手配できるように、変更になった時のことを想定して準備することが大切です。

  • ④お客さまがグループで行動する際の各種指示

ツアーコンダクターの仕事としてイメージしやすい業務ですね。お客さまをガイドする仕事のことです。

このようにツアーコンダクターは一つのツアー旅行に対して、さまざまなことを行っています。旅程管理主任者の資格取得のために勉強をすることで、改めてツアーコンダクターの役割と、必要なことを確認することができます。その上で知識として身につけることができるので、ツアーコンダクターとして働き始めてから「こんな仕事あると思っていなかった」という状況になることがありません。

 

海外の添乗も対象となる「総合旅程管理主任者」資格になると、上記内容に「海外旅程管理業務」と「添乗英語」の内容が加わります。日本と海外では法律も違うため、旅程に関する法律や措置も変わってきます。海外の添乗業務を行うには、英語で案内できなければなりません。そのため添乗英語が求められます。添乗業務や旅程管理に関することだけではなく、語学力も問われるのですね。

旅程管理主任者とは、ただ旅行のスケジュールや行程を管理するというだけではありません。もちろんツアーコンダクターは旅行のスケジュールを作り、スケジュール通りにご案内をするのも仕事です。しかしいちばん大切なのは、スケジュールを作ることではなく、そのスケジュールの中で旅行者が楽しく安全に旅行できるように、さまざまな方面で管理をすることなのです。

添乗業務のための勉強は、ただその内容を覚えていくだけではありません。法律や、旅行者の安全を守るために知っておきたいことがらが中心になります。法律関係が多いために、勉強の内容は堅苦しいことが多くなりますが、資格取得のためだけではなく、ツアーコンダクターとして働き始めてからのあなたの仕事の裏付けにな大切なことばかりなのです。

 

旅程管理主任者を取るなら在学中がおすすめ!

旅程管理主任者の資格を持った状態でツアーコンダクターを目指すのと、資格を持たないままツアーコンダクターを目指すのとでは、就職にも大きく影響することは簡単に想像できますよね。ツアーコンダクターの果たすべき役割や旅程管理についての知識があり、実務経験もある、そんな人であれば即戦力として働いてくれるという期待を抱いてもらいやすいからです。

また、旅程管理主任者の研修は誰でも受けることができます。先にお話した2つの要件を満たしている人であれば旅程管理主任者になることができます。定められた段階をきちんと経ていれば、資格を手にすることはさほど難しいことではないと思います。ただ学ぶ内容は多く、約款や旅行業法など法律に関することが多いので、勉強することを厭わず取り組むことが必要になるでしょう。

そうした勉強への取組みやすさでは、観光関係の専門学校で勉強することが一番の近道です。ツアーコンダクターには欠かせない資格であることから、旅程管理主任者資格取得の対策授業を行っているところが多いので、授業で身につけることができます。

キャリエールの旅行学科では1年次から科の授業で国内・総合共に資格取得対策の授業を行っています。授業で学べれば、試験勉強として改めて勉強をしなくてもいいですよね。

また、早い時期から始めることで、1年のうちに研修終了試験に合格しておいて、次のステップである添乗実務研修に挑む準備を行うことができます。仮に1年次に試験合格できなかった人も、2年次でも対策授業受講することもできます。専門の先生に教えてもらいながら試験対策ができるので、一人で勉強をすすめるのがことに自信のない人でも資格取得を目指すことができます。

何より専門学校で勉強することの一番の魅力は、友達と一緒に勉強できるところです。ひとりではなかなか勉強がはかどらない人でも、友達と一緒に勉強することで互いに刺激を受けながら挑戦するとができます。

また専門学校で学ぶメリットとしては、旅程管理主任者の試験勉強だけではなく、旅行業務やツアーコンダクターとして必要なこと総合的に学べるところです。

キャリエールでは添乗業務の研修もおこなっています。実際のツアーに同行するので、実務経験を積むことができます。在学中に仕事を経験できるので添乗業務の実情を知ることができますよね。このような授業があるので、在学中に旅程管理主任者の資格取得することができるのです。

資格取得のための研修としてだけでない、プロの添乗員からツアーコンダクターのノウハウを学ぶ授業もあります。これは、普段授業を教えてくれている講師が添乗員となり、そのツアーに旅客として参加するというものです。勉強のために添乗業務を見るからこそ「自分はどうだろうか?」と振り返りながら学ぶことができますよね。

資格取得だけではなく、ツアーコンダクターとして即戦力として働くノウハウを身につけられるのがキャリエールのいいところなのです。

 

参考記事

https://news.mynavi.jp/article/20130803-a036/

http://meigen.keiziban-jp.com/manabi/shikaku/nature_animal/tsuakon/

http://careergarden.jp/tourconductor/exam/

https://www.truejapanschool.jp/itinerary-management-chief/

https://www.kyoto-carriere.ac.jp/dpt_travel/tour_conductor/

https://www.jata-net.or.jp/jatacomi/1301/pdf/201301_07.pdf

http://www.anta.or.jp/exam/shiken/pdf/30mondai.pdf

https://www.tourism.jp/tourism-database/glossary/travel-agency-act/

https://www.tourism.jp/tourism-database/glossary/itinerary-control/