ホテルのフロントでは、どのような仕事をしているのか?

ホテルにはたくさんの業務があり、それぞれに専門的な役割をもつ職種があります。

今回はその中でも「ホテルのフロントの仕事をしたい!」と考えている方へ、フロントスタッフとは一体どのような仕事をする人なのか、フロントはホテルにとってどのような役目があるのかなど、フロントの仕事についてご紹介していきます。

ホテルのフロントはお客様をお迎えする仕事!

フロントは、ホテルに宿泊するお客さまが一番に訪れる場所です。そのためフロントがホテルの印象を決めるといっても過言ではありません。ホテルの印象を良いものにするために、フロントクラークは接遇マナーが一番求められます。

笑顔でお客さまをお迎えし、お客さまが「このホテルに来てよかった」と思えるように、丁寧な接客と言葉遣いなどに気をつけることが大切です。こうした自分自身の振舞いは、すぐに身につくものではありません。なぜこうした振舞いが必要なのか、実際にそう振舞うために何を考えて行動すればよいか、たくさんのことを学んでおく必要があります。

こうして自分が学んだことが、果たしてサービス業として通用するものかどうかを見極めるために、『サービス接遇検定』という検定があります。サービス業に就きたいと考えている方は、この検定への合格を目指すところから始めるとよいかもしれません。もちろん、ホテルのフロントスタッフとしても、必要な技能が身についていることになります。

ホテルのフロントはお客様のお困りごとに答える仕事!

フロントの仕事はチェックインやチェックアウトなどの事務的な仕事だけではありません。お客さまが旅行を楽しめるように観光の案内をしたり、お客さまがホテル内で困っていることに対応したりします。またお客さまの代わりにレンタカーの手配をしたり、タクシーを呼んだりするのも大事な役目です。

例えば、周辺の観光地の案内をするときは、どのような交通手段を使えばいいのかなど、お客さまが快適に旅行を楽しめるようにサポートします。様々な案内をするためには、事前に知識を備えておく必要があります。観光名所についての知識や、周辺の地理、交通機関などあらゆる知識を備えておけば、お客様の要望に応えられるフロントクラークとなれます。

フロントはこのようにお客さまの要望に応えるために、常に勉強が欠かせない職業です。お客さまは「ホテルの人は(その地域の)観光地に詳しいはず」と考え、さまざまなことを質問されます。大変ではありますが、自分が知識をつけるほどにお客さまに喜んでもらえると考えれば楽しく学ぶことができます。

ホテルのフロントはホテルとお客様を繋ぐ仕事!

フロントはお客さまとホテルとの橋渡しをする役目があります。チェックインやチェックアウトをしたり、お客さまからホテルの宿泊予約を受け付けたり、フロントがいなければホテルとお客さまを繋ぐことはできません。

フロントはホテルの仕事の中で、とても重要な役目を担っています。予約やキャンセル、お客さまの予定の変更があったりと、状況が変わることが多々ある中で、フロントは常に臨機応変に対応をすることが求められます。フロントではお客さまの貴重品などの荷物を預かることもあり、お金のやり取りをする場所でもあるので責任重大です。

しかし、人と接すること、接客をすること自体に喜びを感じるのであれば、フロントの仕事はとても楽しい仕事になるでしょう。フロントの仕事は『華のある仕事』とも言われていて、ホテルの中で一番お客さまと多く接せられる仕事でもあります。つまり、お客さまから一番たくさんの「ありがとう」を聞ける仕事でもあるのです。

いかがでしょうか。

京都ホテル観光ブライダル専門学校の宿泊・料飲サービスコースでは、フロント業務を細かく分けて学ぶことができます。大変な業務も一つずつ覚えて、色々なシチュエーションに合わせた臨機応変さも学ぶことができます。「本当に、自分にできるだろうか」と思っていても、卒業する頃には、即戦力として働けるほどに成長していたい!ですよね。

参考記事

https://www.kyoto-carriere.ac.jp/dpt_hotel/job/front.php

https://www.kyoto-carriere.ac.jp/dpt_hotel/job/


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