ブライダルの世界にはさまざまな種類の仕事があります。中でも、花嫁花婿の衣装に関係する仕事は、ブライダル全体の雰囲気を決める、大事な仕事です。今回は、コスチュームコーディネーターについて詳しくみていきましょう。
和式や洋式などをはじめ挙式や披露宴には多くのスタイルがあり、それらの要素を踏まえたうえで、セレモニー全体の 「装い」 すべてについて計画し、トータルにコーディネートするのがコスチュームコーディネーターの仕事です。
挙式や披露宴にまつわる装いというと、どうしても新婦のドレスや着物をイメージしてしまいがちです。新婦の華やかなドレス姿や艶やかな着物姿は、招待された方々の印象に、一番残りやすいからでしょうか。
ブライダルは新婦が中心になることが多いことは確かです。しかし、コスチュームコーディネーターのお客さまは新婦だけではありません。新郎新婦のふたりの主役がどんな希望や思いをお持ちで、他とのバランスを取りながら、どうしたらその希望を実現できるのかを提案し、プロとしてアドバイスしていきます。
また、コスチュームコーディネーターは、単に衣装だけでなくその周辺すべてをトータルに考える必要があります。たとえば、ヘアメイク、アクセサリーやブーケなどについても、会場の広さや雰囲気、インテリアなども含めた、トータル的なコーディネートのセンスが必要になります。
こうしたトータルコーディネートによって、主役のお二人をより一層輝かせるのです。
コスチュームコーディネーターは単なる衣装係ではない、という点はお分かりいただけたかと思います。この仕事は、衣装とその周辺に関するスペシャリストとして、幅広い知識や技術が必要とされる職種なのです。
たとえば近年人気の和婚(和装の婚礼)の衣装であれば、着物の生地や絵柄・模様など着物に関する知識はもちろんのこと、着付けの知識や技術も必要になります。また、和装のマナーやエチケットにも通じていなければなりませんし、当然和婚そのものについて知っておかなくてなりません。
和装での挙式には次の3つがあります。
<神前式(神社挙式)>
<仏前式>
<人前式>
これらの挙式スタイル(特に神前式、仏前式)には、それぞれの宗教的要素や挙式会場となる神社や寺院によって、しきたりやマナーがあるものです。そうしたことを踏まえた上で、和装ならではの美しい所作などもアドバイスするのもコスチュームコーディネーターの大切な役割です。
和装の婚礼衣装にはいくつかの種類があり、白無垢、色打掛、引き振袖、中振袖があり、それぞれがどういう着物で、それにまつわる意味やいわれなども理解しておく必要があります。
<白無垢>
<色打掛>
<引き振袖>
<中振袖>
新郎新婦がどのような結婚式を希望しているのかをしっかりヒアリングし、予算や婚礼の格式などを考慮したうえで、お二人の理想とする結婚式になるよう衣装の面からサポートすることが、コスチュームコーディネーターの大きな役割です。
コスチュームコーディネーターとして活躍するために必要な勉強やスキルを考えてみましょう。
コスチュームコーディネーターになるために必ず必要とされる資格はありませんが、仕事をする上で活かせる資格はたくさんあります。また、資格取得のための学習内容が、コスチュームコーディネーターの仕事のベースになる知識に繋がるので、単なる試験勉強としてではなく、取り組むことが大切です。
ブライダル全体の実務を網羅していることを証明する国家検定
ブライダルコーディネート技能検定は、ブライダル業界で必要な実務知識や専門知識が備わっているかどうかを問われるものです。3級から1級まであり、合格することでプロとしてのレベルを判定することができます。(職業能力開発促進法第47条第1項の規定に基づき、厚生労働省より2018年7月23日に指定試験機関として指定された公益社団法人日本ブライダル文化振興協会が実施する国家検定)
裏付けのある色のスペシャリスト
色彩検定とは、「色彩に関する知識や技術」が問われる検定試験です。
感性やセンスによるものとして捉えられてきた「色」について、知識面、技能面とを理論的・系統的に学び習得します。
知識面では、色彩が心理面に及ぼす影響、色彩が持つ不思議な力、それによって変わる「色の見え方」など、色の性質や特性を学びます。また知識として身につけたものを効果的に活用するための技能を学びます。色が持つ力や影響について学び、試験で確認をすることで、カラーコーディネートの技能が身につきます。
新郎新婦のイメージする世界観や理想を実現するために、衣装を中心にしてトータルでコーディネートをしていくコスチュームコーディネーターの仕事には、色の魅力や影響力をうまく活用することが必要になるのは当然です。経験や感覚だけではなく、根拠や裏付けのあるコーディネートは、コスチュームコーディネーターとしての力量に付加価値をつけてくれるでしょう。
ドレスと合わせたジュエリーを提案する専門家
ジュエリーコーディネーター検定とは、ファッションとジュエリーをコーディネートするときに必要な知識を習得できる検定試験です。3級、2級、1級と3つのレベルがあります。ジュエリーの歴史、市場、素材、製造、商品、販売及びコーディネートに関する基礎知識と、お客様に対してそれを説明し、接客や販売(ウエディングの場合はレンタル)ができる技能を資格基準とする3級から挑戦しレベルアップしていくことをおすすめします。
コスチュームコーディネーターの仕事は、ドレス(衣装)だけではなく花嫁を引き立てるジュエリーも含めた提案をします。それに合わせて新郎にも花嫁とのコーディネートやバランスを考えた装飾品を提案することもあります。お客様のイメージも重要ですが、「このドレスにはこのジュエリー」というセンスも必要です。お客様の年代や雰囲気によって違う宝石を選ぶ方が似合うことがありますし、宝石の持つ意味なども考慮が必要になります。こうした知識やセンスは、コスチュームコーディネーターの仕事の厚みを付けていくことになるでしょう。
コスチュームコーディネーターという仕事には、ブライダルや衣装、コーディネートに関する専門的な確かな知識やスキルが必要になるのは言うまでもありません。
お客さまからはいろいろな角度からの質問を受けることになります。その一つひとつに丁寧に真摯に答えていくことになります。また、トータルにコーディネートするのがコスチュームコーディネーターの仕事ですから、衣装以外の小物やフラワー、ジュエリー、インテリアなどとのバランスや色味などを整えるセンスも必要です。
しかし、そうした知識やスキルのほかにも必要になってくるのが、「接客のプロ」としての要素です。
お客さまである新郎新婦との会話の中で、お二人が本当に求めている結婚式・披露宴はどのようなもので、そこにはどのような姿で立つ自分たちの姿を思い描いているのか、という理想や夢の状態にあることを聞き取り、思いを汲み取ることが絶対的に求められる仕事なのです。
そのためにはコミュニケーション力や会話力、聴く力が必要になるのです。
コスチュームコーディネーターは相手のある仕事ですから、まずは「お客さまに喜んでもらいたい」という気持ちや「役に立ちたい」という心持ちで仕事に取り組める人に向いている職業です。
ファッションや婚礼衣装に興味がある人ということも重要な要素です。
また、先述のとおり、多くの知識やスキルを求められるのがコスチュームコーディネーターの仕事です。やりがいや喜びも大きい仕事ですが、反面、新しい知識やスキルを身につけるためや、これまでの知識を更新するための勉強や努力が欠かせない仕事であるともいえます。そうした勉強や努力を続けられる人、苦にならない人であれば、コスチュームコーディネーターとして成功できるのではないでしょうか。
長い人生の中で、婚礼のセレモニーやパーティーに関わる思い出は、新郎新婦にとってかけがえのないものになります。たくさんの大切な思い出の中でも、きっと特に輝かしい記憶となります。たった数時間のことを、何か月も前から考え続けて、理想や夢だったことを現実のものにしていきます。そこにはお二人の強い思いが込められていて、そうした気持ちに寄り添い、アドバイスし、提案し支えていく重要な役割を持っているのが、コスチュームコーディネーターです。
特に新婦は衣装に対する思い入れが強いことが多いものですし、たくさんの衣装の中から「これぞ」という一着を見出し、提案することができれば、大きな感動を引き出すことができるでしょう。新婦の感動は新郎へ、ご親族の方々、招待客の方々の「良いお式だった」「素敵な会だった」「ありがとう」との感動へと広がっていきます。
感動や感謝の気持ちにあふれた時間を創り出すお手伝いができる、これがコスチュームコーディネーターという仕事の魅力・やりがいではないでしょうか。
コスチュームコーディネーターにはもうひとつ魅力があります。
それは、優秀な人材であれば働く場所や働き方を選ばず、ライフステージの変化の影響を受けにくいということです。
つまり、ホテル、専門式場など婚礼セレモニーが行われている場所であれば、仕事はあるということです。もちろん最初は、会社や式場やホテルに就職する形で仕事を始めることになります。就職後、しっかり経験を積み実績を上げていけば、そうした会社組織に属す形でなく、フリーのコスチュームコーディネーターとして独立し活躍することもできるのです。「コスチュームコーディネーターは○○さんにお願いしたい」との指名を受けて、仕事をすることも夢ではありません。
また、コスチュームコーディネーターは経験・実績がものをいう仕事です。自身の結婚や育児などでブランクができたとしても、休業期間を経て再び現場に復帰することも十分可能です。「一生の仕事」として続けていくことができるということは、仕事をしていく上でとても魅力的なことではないでしょうか。
いかがでしたか。
華やかで喜びあふれる時間を支える大きな柱、コスチュームコーディネーター。
多くの知識やスキルを必要とされる仕事です。しかし、たくさんの分野にまたがった知識を独学で身につけるのはなかなか難しいものです。
京都ホテル観光ブライダル専門学校では、コスチュームコーディネーターになるために必要なことを、分野ごとにしっかり学習し、身につけていくことができます。厳しいけれどやりがいと魅力いっぱいの仕事、コスチュームコーディネーターを目指してみませんか。
ホテリエガイド コスチュームコーディネーター
https://www.jhs.ac.jp/guide/job/bridal/post-30.php?viewmode=pc
ホテルのお仕事 コスチュームコーディネーター
https://shigoto-hotel.com/bridal/costume-coordinator/
リクナビ 株式会社アターブル松屋
https://job.rikunabi.com/2019/company/r645630029/senior/K104/
ナリカタ ウエディングドレスコーディネーター
http://www.narikata.com/bridal/wdc/howto/quality/
ジョブ―ル ドレスコーディネーターで仕事の内容5個の実務。ブライダル会社で働いていた私たちが教えます!
https://joboole.jp/articles/605869
ウエディングプランナーガイド ドレスコーディネーターってどんな仕事?
https://www.jhs.ac.jp/weddingplanner/works/dresscoordinator.php
みんなのウエディング 結婚式(挙式)を和装であげたい花嫁のための基礎知識
https://www.mwed.jp/manuals/819/
THE KIMONO SHOP 花嫁着物のバリエーション
https://www.the-kimonoshop.jp/trivia/trivia05.html
Foresight カラーコーディネーターとは
https://www.foresight.jp/color/about/
一般社団法人 日本ジュエリー協会 資格基準
http://www.jja.ne.jp/coordinator/aboutjc.html
ブライダルコンシェルジュという言葉、聞いたことはありますか?ブライダル業界に憧れを抱く人なら、目指したいお仕事の一つではないでしょうか。結婚を決めたお二人のために、結婚式をさまざまな面からサポートする、ブライダルのプロともいえるお仕事です。今回はこのブライダルコンシェルジュという業務についてお伝えします。
「ブライダルコンシェルジュ」と聞くと、どのようなことを思い浮かべるでしょうか。
コンシェルジュとは、フランス語で「門番」や「管理人」という意味を持つ言葉です。
聖書を読んだことがある人は、もしかすると聞いたことがあるかもしれませんが、「コンシェルジュ」とは、中世の教会に必要な業務だったといわれています。中世の頃は、聖地巡礼といってさまざまな国の人々が、自国だけではなく他の国の教会を訪れ、神への祈りをささげていました。当時の教会は、多くの巡礼者に対し、「ホスピタリティー(思いやりと暖かさ)の心」でお迎えし、旅の道中で起こるさまざまなトラブルを解決し、次の目的地(教会や聖地)へと導いていく、という役割がありました。これを支えていたのが、教会に在中する「コンシェルジュ」と呼ばれる人たちであったといわれているのだそうです。
当時の教会は、聖地巡礼という目的だけではなく、いわゆる「旅人」も訪れる場でもありましたので、祈りをささげるだけではなく、トラブルの解決や、次の目的地へ向かうための英気を養う食事、一夜の宿という目的もあったのかもしれません。こうしたことを一手に引き受けていたのが、教会の牧師や信者ではなく、「コンシェルジュ」という職業だったのかもしれません。
そして現在のコンシェルジュは、ホテルや大きな店舗(いわゆるデパートやショッピングセンター)などで、お客様をご案内し、さまざまなご要望にお応えする職業として、存在しています。「世話人」や「相談役」といったところでしょうか。
では、ブライダルコンシェルジュとは、どのような職業なのでしょうか。
ブライダルコンシェルジュとは、その名前のとおり、「結婚」にまつわるさまざまな事柄やご要望に対してのご案内をする、という役割を担っています。いわば「ブライダルの案内人」というわけです。
例えば、結婚が決まったカップルやその周りの人たちは、どのようなウエディングスタイルにするか、式場選びはどうするかなど、さまざまな事柄について、悩んだり迷ったりします。結婚する二人だけではなく、双方の親族や社会的なつながりなども考えながら、何度も意見を交わすことになるでしょう。
ブライダルコンシェルジュは、そんなお客様の希望を伺い、結婚への不安、挙式についての疑問や悩みを解消しながら、お客様が本当に満足できる、「ブライダルへの具体的な道案内」をするのが、大きな仕事です。
また、婚礼後の新婚旅行や新生活に関する悩みなど、「結婚すること」に関わる実にさまざまな相談に対し、悩みを解決するよう、サポートしていきます。
具体的な「お悩み」をいくつかピックアップしてみます。
などなど、小さなことから大きなことまで、お悩みは人それぞれです。
こうした、お客様それぞれのお悩みを解決し、お客様に本当に喜んで頂けるブライダルをご提案するのが、ブライダルコンシェルジュの仕事なのです。
ブライダルコンシェルジュに必要な知識は、本当にたくさんあります。前出の「お悩み」の例を見てもお分かり頂けると思いますが、両家の顔合わせ、結納、会場選び、衣装選びから、会場の装飾やブライダルフラワー選び、当日の演出や引き出物、結婚式後のハネムーンのことまで、ご相談に乗ることがあります。いくつかのシーンごとに、実際の業務内容をみてみましょう。
両家の顔合わせや結納は、一般的には結婚式の半年くらい前(3ヶ月~8か月前後)の「吉日」に行います。まずは、どのような方が立ち会うのか、結婚するお二人の出身地ごとの「しきたり」も考慮しながら、人選をお手伝いします。さらに、どのようなお店や場所、食事のメニューを選ぶのが良いかについても、アドバイスすることがあります。
そして、結納とはどのようなイベントなのかをご説明し、実際の「結納品選び」をお手伝いすることもあります。これは、地域ごとの「しきたり」も大きな意味を持つところですので、大きな違いがあるならば、お互いが歩み寄る必要がある部分でもあります。
また、仲人を立てるかどうか、立てるならどのような関係の人が良いかもアドバイスしますし、仲人を立てない場合は進行役をどなたにお願いするのか、ということもアドバイスし、当日の流れを確認していきます。
最近では、結納を行わない人が増えていますし、仲人を立てないというケースも少なくありません。
例えば、「結婚式場の見学」というものがあります。どのような結婚式にしたいのか、どの地域で結婚式を挙げたいのか、まずはそれをじっくりと伺います。その上で、お客様は結婚式場を見学されますが、ブライダルコンシェルジュは見学に同行することもあります。理由としては、「見学したは良いけど、何を(結婚式場のスタッフに)質問すれば良いか分からない」、あるいは「どこまで、結婚式場の人に相談(お願い)出来るのかが分からない」というケースがあるからです。
また、結婚するお二人のイメージによっては、結婚式場ではなく、レストランなどの施設を見学することもあります。このような場合、その施設には「ウエディングの担当者」がいないこともありますので、実際の挙式の演出や、当日までのスケジュールなども、アドバイスしながら、一緒に施設側のスタッフと相談していくことになります。
具体的にドレスを選ぶ、あるいはブライダルフラワーを選ぶのは、ドレスのコーディネーターや、ブライダルフラワーの専門スタッフと連携しますが、その前に、お客様の中にある「イメージ」をお伺いして、それに合う専門スタッフをご紹介することがあります。
例えば「このブランドのドレスが着たい!」という具体的なご要望があれば、そのブランドのドレスを扱うスタッフをご紹介しますし、「他の人とは違うドレスが着たい」というご要望があれば、オーダーメイドにも対応できる専門スタッフをご紹介します。
また、花嫁さんのウエディングドレス選びは重要ですが、それと同じくらい、花婿さんの衣装選びも大切です。結婚式は、お二人のバランスが大切ですから、お二人の持つそれぞれのイメージが違っていたら、お互いに歩み寄ることも必要ですよね。そこを上手く、お二人が相談しながら決めていけるよう、お手伝いすることもあります。
他にも、海外ウエディングの費用相場や、オススメスポットをご紹介したり、実際のスケジュールなどをご案内することもあります。海外挙式は、時期によって予算が大きく変わることもありますので、こうした情報を常にリサーチしておくことも必要です。
あるいは、日本国内の挙式でも、時期によってやはり大きく予算が変わることがあります。さらに、お客様にとって良いと思う時期や場所(式場)でも、一般的にはあまり歓迎されない組み合わせもあります。例えば、ガーデンウエディングは春や秋は良いですが、真夏や真冬はあまりオススメできません。また、地域や参列される方によっては、春や秋でもオススメしにくいことがあります。こうしたことへの「配慮」も含め、お客様のイメージにそったウエディングになるよう、さまざまなアドバイスをすることになります。
一言でいえば「誰かが喜ぶ顔を見たい人」ではないでしょうか。
結婚式は、結婚するお二人にとっては、一生に一度の晴れ舞台です。でも、一生に一度だからこそ、ご自分たちが経験していないことに向けて、いろいろな準備をしていくことになります。だからこそ、大きな不安や悩み、疑問点がたくさん出てくるものなのです。それを一つひとつ解決しながら、当日にむけて気持ちを高めていくお手伝いをするのが、ブライダルコンシェルジュという業務です。
その為には、お二人のお話しをじっくり聞き、時にはこちらから答えをひきだすような質問を投げかけることもありますから、「コミュニケーション力」が重視されることは、間違いありません。
さらに、「結婚」にまつわる、さまざまな知識を持っている必要があります。そして、その自分が持つたくさんの知識と、お客様の不安や疑問を重ね合わせ、適確なアドバイスをするわけですから、「提案力」も必要といえるでしょう。
そして、「今」の情報を知り得ておくための「情報検索力」や、新しいことを取り入れる、新しい情報をキャッチできる「好奇心」も必要です。
でも、これらは全て「お客様の笑顔のために」必要とされる力ですから、やはり根底には「誰かが喜ぶ顔を見たい」といいう気持ちが、重要なのではないでしょうか。
実は、ブライダルコンシェルジュになるために必須な資格はありません。自分自身が「なりたい!」と思って頑張れば、もしかすると出来てしまうかもしれません。
しかし、ブライダルコンシェルジュのお仕事は、結婚準備のお手伝いから、挙式スタイルの提案までをトータルにお手伝いするお仕事です。お客様はみな、結婚式には慣れていません。つまり、お客様へさまざまなシーンに対してのご案内をするためには、ブライダルに関する深い知識は必須です。ここは、「ブライダルコーディネート技能検定」や、「マナー・プロトコール検定」などの資格や、資格取得に向けて学んだ知識が活かせる部分です。
また、お客様の相談役や世話役としての一面があるため、前述のように、「コミュニケーション力」や、「誰かが喜ぶ顔が見たい」という気持ち、すなわち「ホスピタリティマインド(おもてなしの心)」を持つことも重要です。これには、「サービス接遇実務検定」や「ユニバーサルマナー検定」などの資格も、大いに役立ちます。
また、結婚式にはさまざまな「色」が使われます。メインとなるウエディングドレスが白でも、お色直しのカラードレスには「色」があります。会場を彩るテーブルコーディネートやブライダルフラワーにも「色」がありますし、お二人がイメージするウエディングに似合う「色」も、お客様によって違います。肌の色やお客様が持つ雰囲気、高貴なイメージなのか可愛らしいイメージが好きなのか、季節感や会場の雰囲気も「色」には関係してきます。これを組み立てていくためには「色彩検定」も役立つことでしょう。
さらに、結婚式場は一流ホテルに付属していることも多いですから、「ホテルで働く人」というくくりで見れば、「ホテルビジネス実務検定」なども、役に立つ資格です。
京都ホテル観光ブライダル専門学校では「ブライダルコーディネーター検定」「レストランサービス技能検定(HRS)」「サービス接遇実務検定」「色彩検定」など、ブライダル業界への就職に非常に有利な検定の合格を全力でサポート。また、ウエディングパーティー演習、ブライダルコンシェルジュのシミュレーション学習など、実践的な力が身につく実習・授業がたくさんあります。
京都ホテル観光ブライダル専門学校では、ブライダルコンシェルジュが持ち合わせているべき知識やスキルを確実に身に着けるために、それぞれの検定合格を、全力でサポートします。
また、実際のカリキュラムの中には、ウエディングパーティー演習のような、より実践的な実力を身につけられるような実習や講義がたくさんあります。
ウエディング業界に憧れる方はぜひ一度、京都ホテル観光ブライダル専門学校のオープンキャンパスへ、足を運んでみませんか?
ブライダルには欠かせないお仕事の一つ、ブライダルアテンダーをご存知でしょうか。
実際のところ、ブライダルの世界には、さまざまな名称のお仕事があります。中でもこのブライダルアテンダーは、ブライダルのシーンで「アテンド=付き添う、世話をする」というお仕事です。
誰を、どのようにアテンドするお仕事なのでしょうか。
まずは、言葉の意味から見ていきましょう。
ブライダルという言葉、現在の日本では広く、結婚式やその後の披露宴まで含め、何となく「結婚に関する式典」を表しているように思いませんか?でも、よく似た言葉として「ウエディング」もありますよね。
この2つの言葉、いずれも辞書で引くと「婚礼、結婚式」を表します。でも、使い方に違いがあるのです。
例えば、ブライダルエステ とは言いますが、ウエディングエステ とは言いませんよね。あるいは、ウエディングケーキ とは言いますが、ブライダルケーキ とは言いません。
この2つ、そもそも語源となる言葉が違います。
ブライダルの語源は、「bride=花嫁」ですが、ウエディングの語源は「wedd」。これは本来「保証、保証金」という言葉なのだそうです。古代の「結婚」には、保証金を用意するという習慣があり、そこから「wedd+ing」で、結婚するための儀式をウエディングと呼ぶようになりました。
一方のブライダルは、「bride」に「ale=エール=ビール」が付いた言葉です。ずっと昔のイギリスでは、ビールを作るのは女性の仕事だったため、「花嫁が(自分が作った)ビールを振る舞う集まり=結婚するための式典=結婚式」となったようです。
では、ブライダルという言葉をもう少しもじった「ブライズメイド」という言葉をご存知でしょうか。ブライズメイドとは、来る結婚式に向け、さまざまな準備や挙式当日のサポーとを行う「介添人」のことをいい、実際には花嫁の友人たちが行っていたそうです。
中世の時代から始まった習慣のようですが、本来の役割は「悪魔払い」。悪魔が幸せそうな花嫁にとりつかないように、結婚後の生活が幸せに送れるようにと、花嫁の友人たちは花嫁と同じようにドレスアップして花嫁の傍にいることで、悪魔を混乱させるという役割があったといわれています。
日本でも最近になって、このブライズメイドの習慣を取り入れるカップルが増えているそうですが、なぜか海外ではよくあるスタイルのようです。海外では、手作りの結婚式を望むカップルが多く、また「ブライズメイドの数が多いほど、(花嫁の家の)ステイタスが高い」と考えられているため、花嫁は多くの友人を誘って、自らの結婚式の準備をするのです。
尚、ブライズメイドは花嫁の友人たちですが、結婚式の準備を手伝う花婿の友人たちもいます。彼らのことは「アッシャー」と呼び、バージンロードを用意したり、ブライズメイド達やゲストのエスコートをすることもあります。中でも花婿と一番仲が良く、アッシャーたちのリーダー的存在の人物を「ベストマン」と呼ぶそうです。何だか、格好いい呼び方ですよね。
ところで、日本では昔から「介添人」という役割が、結婚式にはつきものでした。結婚式に参加されたことがある方は、花嫁が歩きやすいようにウエディングドレスの裾を軽く持ち上げたり、高砂へ上がるときに手を添えている人物を見たことがあるかもしれません。その人こそ「介添人」であり、ブライダルアテンダーなのです。
では、花嫁へのお手伝いの内容を見ていきましょう。
一つ目は、物理的なお手伝いです。前述のように、慣れないウエディングドレスを着た花嫁が歩きやすいよう、ドレスの裾を軽く持ち上げたり、高砂にあがる時に手を添えて転ばないようにエスコートしたり、座るときにヴェールの裾を踏まないように位置を整えたりします。
また、ゲストからは見えないところで歩いて着崩れてしまったドレスや着物を整える、座るときにそっと椅子を引く、メイク(口紅)が落ちないようにグラスにストローをさす、涙が出そうなときにハンカチを渡す、ということもあります。
尚、花嫁のドレスの裾を軽く持ち上げるのは、躓いてしまわないようにするという意味と、歩きやすいように重さを軽くするという意味があります。ウエディングドレスやブーケの中には、裾がとても長く、どうしても引きずって歩いてしまうようなデザインもあります。その場合は、床に引っかかってしまわないよう、なおかつ見栄えを損なわないよう、注意を払いながらお手伝いすることになります。
花嫁が和装の場合も同様に、歩く時に転ばないようにそっと手を差し出したりします。特に「文金高島田」と呼ばれる髪型は、かつらを使う花嫁も多いため、頭が重くなり、歩くときのバランスが悪くなります。白無垢も色打掛も、後ろ側の裾は長いですし、足元を見るのが難しくなります。慣れない衣装で一人歩くのは、とても大変ですから、ここでもブライダルアテンダーがこまごまとお手伝いをすることになります。
二つ目は、精神的なサポートです。結婚式って、どうしても花嫁は緊張します。でも、せっかくの主役なのですから、顔がこわばっていたり、緊張で立っていられないようでは台無しです。そこでブライダルアテンダーは、花嫁の緊張をほぐすよう、リラックスできるような雰囲気づくりをします。「肩の力を抜いて。にっこり笑ってみましょう」などと、声をかけることもあります。また、緊張のため挙式や披露宴の段どりを忘れていれば、そっと声をかけます。
花嫁にとって、とても心強い存在ですよね。
花婿へのお手伝いも、おおよそは花嫁へのお手伝いと似ています。お二人の傍に寄り添いながら
などのこまごまとしたお世話をするのも、ブライダルアテンダーに求められることです。
また、花婿の場合は特に、友人たちからのお酌が続くこともあるでしょう。グラスの飲み物が一杯になり、飲み切れないような時はそっと捨てるというのも、お世話の一つなのです。
こうして、滞りなく結婚式や披露宴が進むよう、さりげなくお世話をするのが、ブライダルアテンダーのお仕事です。
花嫁と花婿にとっての結婚式や披露宴は、一生に一度の晴れ舞台のはず。これを滞りなく進めること、花嫁と花婿にとって「幸せな思い出」にできるようにお手伝いするのが、ブライダルアテンダー。そこにはやはり、究極の「おもてなしの心」を持つことが大切です。
結婚式や披露宴に関わるのは「人」ですから、どのようなハプニングが起こるか分かりません。花嫁がドレスを踏んで躓いてしまうとか、花婿が緊張しすぎて歩けなくなるといったことも、大きなハプニングにつながります。
そもそも、結婚式や披露宴の場で、緊張もせずにいつもと変わらずに行動できる人は少ないでしょう。また、結婚式も披露宴も、お二人の大事な人たちをゲストとして迎えていますし、普段とは違う『フォーマル』な場です。
このような場で、さまざまなハプニングに動じることなく、即座に対応できるスキルが必要です。フォーマルな場に不慣れな二人に、正しいマナーをさりげなく伝えることもも「(結婚式や披露宴を)成功させたい」という、花嫁と花婿の希望を叶えるということにつながります。
「おもてなしの心」とは、相手(この場合は、花嫁と花婿)のことを第一に考え、相手が必要とすること以上の気遣いができる心です。
そこには、さりげなさが必要ですし、心理的な負担を陰ながら支えたりするコミュニケーション能力も必要です。また、想定外のハプニングに即座に対応できる判断力や、臨機応変さも求められます。
「おもてなし」は、日常生活の中でも多々見られることではあります。しかし、結婚式や披露宴ともなれば、お二人にとって究極な状況ですから、誰にでもできる「おもてなし」ではなく、ブライダルアテンダーならではの「究極のおもてなし」が必要とされるのです。
ブライダルアテンダーになるために、必須の資格はありません。ただし、持っているとより良い資格はあります。
ブライダルに関するお仕事をする人が心得ておくべき、基礎的な実務知識を問う検定試験です。ブライダル業界で働きたいなら、ぜひ取っておきたい資格です。ブライダルのプロとして、持っておくべき実務的な知識などを、どれくらい身に付けているかを推し図るため、アシスタントのレベルから、ブライダル・コーディネーター(中級)、ブライダルマネージャー(上級)へと、ランクアップしていきます。
マナー・プロトコール検定は、国際的なルールやマナーに関わる、知識や技能のレベルを推し図るための民間資格です。ブライダル業界やホテル業界など、いわゆる「ホスピタリティ産業」に携わる仕事では、必須となる知識や技能、マナーやプロトコールを学ぶことで、取得できます。1級、準1級、2級、準2級、3級と5つのランクがありますが、上級は例えば、国際的な業種(国際線の客室乗務員など)が取得しているような資格です。ブライダル、ホテルなどに携わる人は、ぜひとも取得しておきたい資格といえます。
いわゆる「サービス業」に従事する人は、ぜひとも取得しておきたい資格です。
接客応対、接遇サービスに関する知識や技術が、どのくらい身についているかを推し図るための検定試験です。接客などのサービス業務をする上で必要となる心構えや、話し方、立ち居振る舞いが審査されます。これらは、その場にいる人たちの人間関係を理解した上で、誰にどのように接するのが良いのかを、瞬時に判断する必要があります。レベルとしては、1級~3級までがあります。
これは文字通り、レストランにおけるサービスの技能があるかどうかを推し量る検定試験です。「サービス」に関する検定試験は、前述のサービス接遇実務検定などいくつかの種類がありますが、レストランサービス技能検定はその中でも、唯一の国家検定なのです。
レストランサービスとは、「料飲サービス(料理や飲み物を提供するサービス)」を提供するお店などで必要とされるサービスの一つです。職種としては、レストランのホールスタッフ、ソムリエ、バーテンダーなど、料飲サービスを提供する空間で、お客様と接する人たちすべてが含まれます。
これらの職種に就く人たちの、接客の仕方、立ち居振る舞い、ホテルのレストランでは必須となるテーブルマナーなどの作法が、どの程度身についているかを推し図る検定試験です。
冒頭でお伝えしたように、海外では「ブライズメイド」という、花嫁の友人たちによるブライダルアテンドが一般的かもしれません。しかし日本では、ブライダルアテンダーはプロが行うことが一般的です。
前出のような資格は、すべて「サービス」を提供するというお仕事で、必要とされる知識と技術を兼ね備えていないと取得できません。言い換えれば、これらの資格を取得しているということは、すなわち「(何らかの)サービスを提供するプロ」ということです。
「サービス」とは、その質によってお客様の満足度を左右する、とても大事なものです。目に見えない、形の無いものだからこそ、何をどう提供するのかが、分かりにくいものでもあります。
現在の日本では、ブライダルアテンダーが活躍する場所として、ホテルやブライダル専門施設があります。日常生活では、なかなか利用することのない施設かもしれませんが、だからこそ結婚式や披露宴という、とても大事なシーンでは、こうした施設を利用します。自分たちを祝福して下さるゲストの方々を、精一杯もてなしたいという気持ちの現れかもしれません。
つまり、そこで花嫁と花婿のお世話をするブライダルアテンダーは、主役のお二人以上に、ゲストをおもてなしする心が必要とされるのです。
京都ホテル観光ブライダル専門学校では、将来ブライダルアテンダーを目指す方に、サービスとは何か、おもてなしの心とは何かを学んで頂くことで、ブライダルアテンダーとしてのサービスを提供するプロを育成しています。
参考
京都ホテル観光ブライダル専門学校
ブライダルアテンダー
https://www.kyoto-carriere.ac.jp/dpt_bridal/job/attender.php
ウェディング・ブライダルの語源って?
https://onemovie.jp/blog/%E7%B5%90%E5%A9%9A%E5%BC%8F%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%82%81%E7%9F%A5%E8%AD%98/etymology/etymology-wedding-bridal/
花嫁の介添人・ブライズメイドはなぜ海外で流行しているの?
https://www.cocomelody.jp/mag/bridesmaiddresses/
ブライダルアテンダー
https://www.vantan.com/occupation/detail/22.php
結婚準備のリアル
結婚式で欠かせない介添え人の仕事とは?
https://real-kekkon.com/kaizoenin/
ブライダル業界のミライ
介添人(アテンダー)になるには
http://bridalfuture.com/hataraku/attender/
キャリアコンパス
結婚式の成功にはこの人の存在がある? 知られざる「ブライダルアテンダー」の仕事とは
https://doda.jp/careercompass/compassnews/20160519-22795.html
ウェディングプランナーガイド
介添人(向いている人など・・)
https://www.jhs.ac.jp/weddingplanner/works/supporter.php
ウエディングの世界を調べていると、フリーのウエディングプランナーという職業や、独立して活躍している人の記事を見ることがありませんか?独立と聞いただけで「難しそう」と感じる人も多いかもしれません。今回はウエディングの世界で独立して働くことはできるのか?独立するために必要なことをご紹介します。
例えば、料理人の世界では、店で修行を積んだ後、自分の店を持って独立するケースをよく聞きますよね。では、ウエディングの世界ではどうなのでしょうか。
ウエディングの世界で「独立」となると、例えば衣装を扱う会社を立ち上げたり、フリーのフラワーコーディネータという方もいます。フリーの司会者なども、ウィディングでの独立に含まれるかもしれません。
しかし、実際に独立してフリーでウエディングの仕事をして活躍している人は多くいます。その中でも多いものの一つがウエディングプランナーです。ウエディングプランナーとは、一組のカップルの結婚式当日を迎えるまで、何度も打ち合わせを重ね、ウエディング全体を総合的にプランニングする仕事です。
ウエディングプランナーとして長年お客様と接していると、「もっとこのカップルに合った提案をしたい」と思う場面も増えるようです。自分が勤めている中で実現できればいいのですが、企業の方針と自分の考えが違うなど、難しいケースもあるのです。
例えば「この二人にはこのオプションは必要ない」と考えていたとしても、会社に属している以上、売上を出さなければいけませんし、そこでジレンマに陥り、独立を考え始める人も多いようです。独立したい!と思ったからといって誰でも独立できるわけではありませんが、独立することは可能です。
企業に就職して働く場合は結婚式場やホテル、またはブライダルプロデュース会社などに所属して働くことになりますが、独立した場合は、自分で仕事をとらなければいけません。
例えばフリーのフラワーコーディネーターの場合、結婚式場や結婚を考えているお客さまから直接仕事の依頼をいただきます。そのためには、独立する前から結婚式場のスタッフと仲良くなるなど、人脈を作っておくことも必要です。
お客さまから直接依頼をいただくには、インターネットを使うのがいいですね。例えばホームページやブログ、またはSNSに自分の手がけた事例を公開することで、自分の仕事をPRをすることができます。
依頼を受けた後は、クライアントとなる未来の花嫁さん、花婿さんと実際に打ち合わせをしながら、ブーケや花束、会場装花などトータル的にコーディネートの提案をしていきます。イメージが定まったら、後は当日まで制作に打ち込んでいきます。
フリーランスで仕事をする場合の利点としては、企業勤めのように働く時間は決まっていないので、自分のペースで仕事を行うことができるということがあるでしょう。また「自分のイメージする通りの提案から、実際の結婚式当日のフラワーすべてをプロデュースする」ことが可能なところも、利点といえます。
とはいえ、フリーランスで働くということは、営業から経理面など運営に関すること、クライアントさや打ち合わせのスケジューリングなど、制作・準備まで仕事に関わる全てのことを一人で行うということです。独立するまでに、多くの式場で仕事の経験を積み、さまざまなノウハウをしっかり身につけておくことが必要なのです。
一人のクライアントさんからの依頼を受けて作業を進めている間に、また他のクライアントさんと打ち合わせをして、新たな作品の作成に取り掛かったり、同時進行で仕事を進めていきます。
仕事の量も自分で調整することができ、手一杯になればキャンセル待ち状態にしたり、同じ業種の人に仕事を回したりすることで、また自分にも仕事を回せてもらえる状況を作れます。同業者の人と仲良くなっておくことで、仕事の幅を広げていくことができます。
ウエディングの世界で独立して働く場合、ウエディングプランナーとして活躍する人が多いです。先ほど、独立した際の働き方についてお伝えしましたが、ウエディングプランナーに関しても同じで、専門式場やホテルに常駐して働くか、ブライダルプロデュース会社から様々な場所に派遣されて働くことになります。
ウエディングプランナーは、お客さま一人ひとりに寄り添って、お客さまが求める結婚式を実現するというやりがいの大きな仕事です。独立した場合、フリーランスとして活動することになりますが、お客さまと直接契約を結ぶことにより、「しがらみ」の無い状況の中で、自分が本当に「お客様に合う」と思える提案ができるようになります。
仕事の獲得の方法としては、これまで築き上げた人脈の中からお仕事をいただくこともあるでしょうし、さまざまな式場で実績を残すことができれば、多方面からプランニングの依頼がいただけることもあります。
このように、仕事が向こうからやってくる状況になるまでには、長年の経験やプランナーとしての優れた能力も必要です。ホームページや名刺などを使って自分をPRするなど、地道な営業活動も必要だと言えるでしょう。
評判の良いウエディングプランナーになれば、その一日はクライアントとの打ち合わせで埋まっていきます。打ち合わせの合間は決まった内容を見返しながら、それに必要なものの手配をしたり書類作成をしたりします。また結婚式当日は、ウエディングプランナーにとっても、大きなイベントです。忙しい日は披露宴終了後に、別のお客様との打ち合わせを行うこともあります。
独立して働くケースと、企業で働くケースとの一番の違いは何でしょうか。それは、独立した場合は自分で何でも決断していく必要があるのに対し、企業で働く場合はその企業の方針の中で仕事をする、という点でしょう。特にウエディングプランナーは会社で働く場合、売上目標が決まっていることが多く、ノルマが設けられていることもあるようです。ですので、カップルの晴れの舞台をお手伝いできる喜びがありながらも、売上目標やノルマを常に意識することが苦痛に感じることもあるでしょう。ウエディングプランナーは営業と企画の仕事を同時に行っており、営業の数字は求められ続けます。
一方、企業で働いているときは、毎月決まった給与をいただけるので、収入の面では安定しています。エディングプランナーとして独立すれば、契約をいただけかなければ収入に大きく影響します。
このようにフリーの場合、自分の収入を考えながら仕事をしないといけないという難しい面はあります。しかし上から指示されることはありませんので、働く上で自由度が高くなる、という利点はあります。
また、企業で働くと収入は安定するという反面、大きな昇給は期待できないというのが現状ですが、独立すれば自分の頑張り次第で収入をいくらでも上げることができます。
独立をすればお客さまのために、より深くサポートしながら働くことができます。しかしその一方で、営業活動からお金周りのことなど、実際の業務内容以外にも様々なことを一人でこなさなければなりません。考えたくはないことですが、万が一お客様に満足して頂けなかった場合も、責任は自分が負うことになります。一人で全てを行うということは、それだけ大きな責任も伴うということなのです。企業に勤めていればその会社の看板の元で仕事ができますが、独立すれば自分という看板を背負って仕事をすることになるからです。
営業をしてお客さまを集めさえすれば、独立しても仕事はできる、と思われるかもしれまんせんが、フリーランスとしてのウエディングプランナーというは、多くの式場で経験を積み、さまざまな方面からの信頼を構築しているからこそ成功できるものなのです。独立を考えるならば、フリーで仕事を任せてもらえるだけの、知識や実力をしっかりと身につけておく必要があります。
ウエディングの仕事をする上で、ウエディングに関する幅広い知識を身につけることが求められます。例えば
◆レストランサービス
◆テーブルマナー
◆衣装
◆コーディネート
◆小物
◆色彩
など、非常に多岐に渡ります。場合によっては、これらの一部をその道のプリにお願いし、協力しあいながら進めていくこともあります。ずです。
まずは、企業で働いてウエディングプランナーとしての実績を上げることが、多くの信頼をいただくことに繋がります。「自分にはどれだけのことができるのか、今までどのようなことをしてきたのか?」をお客さまに堂々とアピールできよう、十分な経験を積んでおくことが大切です。
フリーとして働くなら、やはり知識や能力を持っていることを証明できるものがあるというのは、大きな強みになるものです。お客さまとしても、大事な晴れの舞台ですから、実績や経験があるプランナーであれば安心して依頼できるでしょう。
例えば、ブライダルプランナー検定に合格しておのは良いことです。その他にも取得してくと有利な資格に、
◆色彩検定
◆レストランサービス技能検定
◆ジュエリーコーディネーター検定
◆フォーマルスペシャリスト検定
などがあります。
できれば、就職する前に資格取得や検定合格をするための勉強をしておくのがお勧めです。学生のうちにできる限り資格を取得するのも独立への近道になりますし、受験資格として実務経験が必要なものもありますので、就職後もさらなるスキルアップを目指すことのも良いでしょう。
ウエディングの世界で独立すると、大きなやりがいが返ってくる!</h2>
ウエディングプランナーは、一生に一度の晴れの舞台に深く携わることがきる、人気の仕事です。独立すれば、自分にしかできないことを二人に提案することができ、それが直接自分の収入に直結するなど、さらにやりがいも大きくなります。
ウエディングプランナーとして企業に所属している場合、お客さまが本当に望んでいることを叶えたいと思いながらも、思うように動けない場面もあるかもしれません。例えば、結婚式専門の式場に勤めていれば、それ以外の会場を提案することはできません。しかし、フリーであれば、そもそもの会場選びから、お客さまが望む形にマッチすところを探し、お客さまの希望を叶えやすいということもあるでしょう。
また、ドレスの専門家として独立している場合やフラワーの専門家として独立している場合は、実際に結婚式を挙げる会場との関係性に関わることなく、自分自身が本当に良いと思えるドレスやフラワーをご提案することもできます。
独立すると、今まで以上にお客さまの要望に沿うことができることもあるでしょう。しかしその分、自分自身も常に新しいことを勉強していく必要があります。
例えば、ドレスの「流行」について。ある程度大きな結婚式場やホテルに所属していれば、その枠組みの中で、ドレスのデザインや素材などの「流行」を知ることはできます。しかし、フリーとして働くと、そういった情報は自分で積極的に集めていかなければなりません。誰も教えてはくれませんからね。つまりは、常に「流行」に対するアンテナを張り、自分の手や目で確かめ、本当に「二人に合った良いもの」の候補を、自分の中に蓄えておく必要があります。
でもこれって逆を返せば、どこよりも新しいものを作り出す可能性もある、ということです。もしかすると、自分が「流行の発信源」にも、なれるかもしれません。独立すると、その分苦労や大変さも増えますが、自分の成長に繋げたいと思うのであれば、独立を視野に入れながら、ウエディングプランナーとしての経験を積んでいくのも、ひとつの道だと思います。
いかがでしょうか。
企業に属するのであれ、独立するのであれ、お客さまが望む結婚式を作り上げるお手伝いができれば、それが一番の幸せであり、一番のやりがいです。「すべてはお客様の笑顔のために」と考えて行動出来る人は、ウエディングの世界での独立に、向いているのかもしれません。
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ホテル業界は、全国的にインバウンド需要が増えているため、地域差はありながらも盛況です。また国内に関しては、LCCの路線増加などから多様化の様相を見せており、ホテル需要も高まっているといえるでしょう。
しかし、ホテル業界内での競争は激化しており、過去と同じような経営では厳しくなりつつあります。過去の経験や感覚に頼った経営から脱却し、適切な収益能力をはじめとした理論的な経営は、今後必須でしょう。
これは支配人や部長クラスなどの幹部だけではなく、すべてのスタッフに求められること。そしてそんなホテル業界の発展のために、2019年3月よりホテル・マネジメント技能検定が新設されることとなりました。
この記事では、そんなホテル・マネジメント技能検定について、できる限りわかりやすく情報をまとめてご紹介します。
ホテル・マネジメント技能検定とは、ホテルや旅館の管理者が持つ、マネジメント能力を計るための国家検定です。厚生労働省が2002年から定めている「職業能力評価基準」に基づき、知識や技術だけではなく、職務遂行能力を整理するもの。
本検定は1級から3級に分かれていて、1級は経営層向け、2級は次長・課長などの管理職向け、3級は係長・主任向けの内容です。つまりあらゆるステージにいるスタッフが、目指すべき検定であり、今後ホテル業界に関わる人材には、欠かせない検定となるのではないでしょうか。
現在、ホテル業界で働いている人だけではなく、これから業界で働きたいと志望している人にも、ぜひ取得を目指してほしい検定だといえるでしょう。
まずはホテル・マネジメント技能検定の試験の概要についてご紹介します。
この4つについてくわしく解説します。
より詳細な内容については、ホテル業界検定スタートアップ支援協議会のウェブサイトで確認してみてください。
等級区分 | 受験資格 | |
1級 | 実技試験 | 1級の技能検定において学科試験に合格した者(※1) |
学科試験 | 11年以上の実務経験(※2)を有する者 | |
2級の技能検定に合格した者であって、2年以上の実務経験(※2)を有する者 | ||
3級の技能検定に合格した者であって、8年以上の実務経験(※2)を有する者 | ||
2級 | 6年以上の実務経験(※2)を有する者 | |
3級の技能検定に合格した者であって、3年以上の実務経験(※2)を有する者 | ||
3級 | ホテル又は旅館の業務に従事している者又は従事しようとする者 |
(※1)当該実技試験が行われる日が、学科試験に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日以内である場合に限る。
(※2)実務経験とは、ホテル又は旅館において、宿泊、料飲、宴集会等のオペレーションの実施及び管理業務を携わった経験をいう。
技能検定試験の合格に必要な技能及びこれに関する知識の程度としては「ホテル・マネジメント職種における上級の技能者が通常有すべき技能及びこれに関する知識の程度を基準とする」とあります。
1級の概要
①ホテルマネジメント・経営戦略・経営管理
②財務会計・管理会計
③サービス管理・顧客ロイヤリティ
④業務運営管理
⑤組織・人材マネジメント
■実技試験
2級の概要
①ホテルマネジメント・経営戦略・経営管理
②財務会計・管理会計
③サービス管理・顧客ロイヤリティ
④業務運営管理
⑤組織・人材マネジメント
■実技試験
3級の概要
①ホテルマネジメント・経営戦略・経営管理
②財務会計・管理会計
③サービス管理・顧客ロイヤリティ
④業務運営管理
⑤組織・人材マネジメント
■実技試験
出題範囲の印象
このように3級であっても、出題範囲はかなり広いといえそうですね。すべてのレベルで、経営に直接関わる会計の問題や、組織マネジメントまでが出題範囲となっていることから、学習ボリュームはそれなりに多く、勉強時間も必要でしょう。
学科・実技とも60%以上の正答で合格となります。
※2019年度は1級の検定はありません。
まだ受験自体が開催されていないため、正確な難易度について言及することはできませんが、出題範囲や合格率から、予測できる難易度を予想します。
1級の受験者は、部門支配人や部長などの、上級管理職クラスを想定した試験となっています。受験資格も11年以上の実務経験があることか、2級を取得後2年以上の実務経験が必要であり、相当な難易度であることが予想できるでしょう。
会計から法務まで、包括的で高レベルな知識が求められるため、それなりの難関国家資格レベルの難易度になるのではないでしょうか。実務だけでは合格はむずかしいと予測でき、相応の学習と受験対策が求められるでしょう。
2級の受験者は、次長や課長などの、管理職クラスを想定した試験です。
受験資格は、6年の実務経験がひとつの基準であることから、普通レベルの国家資格程度の難易度になるのではないでしょうか。出題範囲はかなり広く、合格のためには、マネージャークラスとして求められるレベルの高い知識が必要となりそうです。
1級よりはだいぶ取得しやすいことが予想できますが、それでもそれなりの学習時間と受験の対策が求められるでしょう。
3級の受験者は、係長や主任など、現場のリーダークラスを想定した試験です。
受験資格は問われないことや、これからホテル業界を発展させることから、ある程度易しいを難易度であると考えられるのではないでしょうか。受験が終わってみないと、正確な難易度はわかりませんが、それでもしっかりと時間をかけて学習と対策をすることで、初学者でもじゅうぶん合格できると予想します。
ホテル・マネジメント技能検定が活かせる職種は、だれもが想像できる次の2つです。
場合によっては、この2つ以外にも役立つ職場はあると思いますが、基本的にはホテルと旅館でしょう。今後はホテル業界では、ホテルマネジメント技能検定を取得することで、業務遂行能力を評価されて活躍できる場所も増えるはずです。
またこの検定は、国家検定に数えられますから、民間資格よりもずっと評価できる検定だといえます。
ホテル業界では、これまではどうしても経験や勘、感覚でマネジメントされる傾向がありました。
もちろんこれはホテル業界に限定されることではありませんが、業界をより高度に発展させるためには限界があります。収益や経費意識がなかったり、感覚値だけでお客さまの対応をしていたり、人的リソースもアバウトなままでは、かならずどこかで限界を迎えることに。
しかし、一人ひとりが、お金や顧客、リソースの管理の意識ができれば、もっと生産性を高めることができるでしょう。ホテル業界は、激務だといわる仕事の一つですが、一人ひとりの意識が変わればよりスムーズに現場が回るようになり、改善される可能性も高いのではないでしょうか。
ですから現場でお客さまを担当する現場で働く人から、マネージャークラスまで、正しいマネジメントの知識を身に付けることが急務です。その基準となるものが、ホテル・マネジメント技能検定というわけです。
現在のところ、ホテル・マネジメント技能検定の公式テキストや参考書は市販されていません。
そのためホテル業界検定スタートアップ支援協議会の公式サイトから、メールでの問い合わせが必要です。現時点では、個別に参考書を案内しているようです。時期が経てば、過去問集や独自のテキストなどが販売される可能性が高いです。
ホテル・マネジメント技能検定の勉強については、前項にあるように、ホテル業界検定スタートアップ支援業議会が提供している参考書を利用します。
それ以外の勉強法としては、ホテルビジネス実務検定のテキストなどを利用する方法もありますが、そもそも出題範囲も異なる恐れがあることから、あまりおすすめできません。現状では公式の参考書を、繰返し何度も読み込むのが一番の勉強法です。
ホテル・マネジメント技能検定に合格するためには「収益能力」「企画力」「課題解決力」「管理運営力」「専門知識」が、それぞれのレベルで求められます。これらの知識や能力は、マネジメントには欠かせません。
また、一言で「マネジメント」といっても、経営層と現場では求められるレベルに違いはありますが、すべての人に求められる力でもあります。漠然と働くだけではなく、経費意識から集客のための企画、山積している職場の問題を、解決するための能力が身に付けられることから、仕事そのものにかならず役立つはずです。
また検定を保有していれば「ホテルのマネジメントについて十分な知識や能力を持っている」と、客観的に認められるということでもあります。つまり就職や転職で有利になるだけではなく、保有しているだけでも仕事での評価につながる、というわけです。
ホテル・マネジメント技能検定は、国家検定であることから、信用度はとても高いといえるでしょう。
ホテル業界の慣例として、どうしても経験主義的な感覚が残ります。いくつものホテルを運営する大手企業では、少しずつ進んでいる組織やマネジメントの整備も、一般的なホテルではまだまだ良い状態だとはいえません。
「サービス」や「おもてなし」などが重視され、数値にできないものが基準にされており、合理的な運営がなされていないケースは多いのです。そんなホテル業界では、ここ数年の間で大きな変化を迎えています。
年間で3,000万人を超えるほどの外国人観光客が訪れる観光立国ですから、日本にはホテルは欠かせませんし、これからも注目される業界でもあるでしょう。それに国内旅行を目的とする、日本人のお客さまのニーズも変わらずに活況です。このようなたくさんのニーズに応え、お客さまに満足いただくためには、まずホテルが潤わなければなりません。
そしてそこに必要なのが、具体的な数字やデータで判断するための能力であり、それがホテル・マネジメント技能検定というわけです。宿泊産業に関わる人が、業界の発展のために、長い間待ち望んだ検定だといえます。
2019年から新たにスタートした、ホテル業界注目のホテル・マネジメント技能検定。
今すでにホテル業界で働いている人だけではなく、これから業界を志したいと思っている人、それに業界全体にとっても素晴らしい検定です。今後はひとつの目標や基準になる、重要な国家検定だといえるのではないでしょうか。
まだスタートしたばかりの資格ですから、参考書や問題集が手に入りにくいなどいくつかの懸念はありますが、この業界で働く人ならぜひ取得しておきたいですよね。現場で働く人から管理者の人まで、ぜひ取得を目指してみてください。取得することだけではなく、勉強すること自体に価値があるはずです。
旅行が好き、お客さまをご案内する仕事に憧れる、旅行代理店で働くことに憧れる、観光の仕事を目指す理由は様々ですね。今回は観光に関わる仕事を目指す方に、どのようにすれば観光に関する仕事ができるのか、ご紹介していきます。
観光の仕事と一言でいっても働き方は様々です。働き方別、仕事の内容について、それぞれ見ていきましょう。
観光の仕事には、現地で実際に観光客をガイドする仕事があります。お客さまの旅を直接サポートして、お客さまを楽しませたい人に向いています。ガイドの仕事は様々な観光地にお客さまと一緒に行くことができるので、旅行が好きな人は、仕事で下見をして、気に入ったところに旅行に行くということができそうですね。
観光をガイドする仕事には
などがあります。
ツアーコンダクターとはお客さまが旅を楽しめるように、実際の行程を共にし、観光地を案内をします。ツアー旅行となれば団体での行動になります。お客さまが途中で迷子になってしまったり、旅先でトラブルがあったりすることもあります。その際に代わりに対応をしてお客さまに楽しい旅を提供するのがツアーコンダクターの仕事です。
バスガイドとはイメージがつきやすいかと思います。バス移動をする際にバスから見える景色を解説したり、これから向かう場所の説明をしたりします。バスガイドに大切なのは、ただ解説をするだけではなく乗客を楽しませることです。バスに乗っている人の中には酔いやすい人や、バス移動が得意でない人もいます。そういった人たちに「あっという間に到着した」と感じさせるように楽しませる工夫をするのがバスガイドの仕事です。
通訳ガイドとは、日本語がわからないお客さまに対してガイドをする仕事です。ツアーコンダクターが説明をしていても、日本人観光客ばかりの中に海外の人がいれば、その人たちだけ旅行を楽しめなくなってしまいます。そうならないために、ツアーコンダクターによるガイドを通訳するのが仕事です。
企画が好きな人や、アイデアを出すことに楽しみを見出す人は、観光ツアーを作る仕事がおすすめです。自分が考えたツアーでお客さまに喜んでもらえることほど、嬉しいことはありませんよね。自分で旅行を組み立てるのが好きな人や、クリエイティブなことが好きな人におすすめです。
観光ツアーを作る仕事には
があります。
ツアープランナーとは、ツアー旅行を企画し、実際にそのツアーを実現するために手配をして一つのツアーを完成させるのが仕事です。お客さまのニーズを把握し、「行きたくなる旅行」を企画します。そのためにそれぞれの観光地や、観光地の歴史に詳しくなることが求められます。実際に企をする際、面白そうなものであっても、実現できないと意味がありません。そのため実現できるように考えることと、そこに必要な宿泊施設や施設と連携ができるように交渉を行うのも仕事です。そこまで考えて一つのツアーを作るからこそ、お客さまに喜んでもらえることが大きなやりがいに繋がります。
ツアークリエイターとはお客さまのご要望をいただいてから、そのお客さまのニーズにあった旅行を企画・実現するのが仕事です。他にはない世界に一つだけのツアーを作るのがツアークリエイターの仕事です。既存のものではなく、新しい旅行先を開拓したり、しっかりとマーケット調査をしたりしながら最近の流行なども調べていきます。企画力やクリエイティブさが問われる仕事です。考えるのが好きな人にはもってこいの仕事です。パンフレットを作ることもあるので、デザインするのが好きな人にもおすすめです。
ツアープランナーが作った観光ツアーを実際に販売する仕事もあります。接客が好き、直接お客さまに提案やご案内をしたい人はこの仕事がおすすめです。
観光ツアーを販売する仕事には
があります。
旅行カウンタースタッフとは、旅行代理店でお客さまに実際に旅行を販売する仕事です。すでに行きたいところが決まっているお客さまに対して、宿泊の期間を伺いながら移動手段の手配や宿泊施設の手配をしていきます。お客さまが宿泊先に迷われている時など、場合によってはアドバイスをしたりこちら側から提案をしたりすることもあります。観光の仕事の中では人気の仕事です。
アウトセールスとは、団体旅行を企画から販売までする仕事です。扱うのは修学旅行や社員旅行などです。修学旅行の場合は生徒が旅行を通じて学びが得られることが大切です。そのためには、その地方でどこを巡るのがいいのかを知っておかなければなりません。アウトセールスは旅行カウンタースタッフと違い、自ら営業を行うこともします。顧客を増やし、いい企画を作りあげることでお客さまをどんどん増やすことができます。
観光の仕事はお客さまをガイドするにしても、ツアーを作るにしても、お客さまに旅行を販売するにしても、勉強することがたくさんあります。何が必要なのか見ていきましょう。
実際現地で観光を案内するためには語学力が必要になります。日本で仕事をしていても、時には海外から訪れた外国人観光客ばかりをガイドすることもあるでしょう。その時にツアーコンダクターが語学に長けていなければ、お客さまを安全に楽しくガイドすることはできません。観光の仕事をするのであれば、『観光英語検定』合格を目指すのが良いでしょう。
この検定合格を目指すことで、旅先で使う業界用語や独特な言い回しの英語を覚えることができます。京都ホテル観光ブライダル専門学校では『総合旅行業務取扱管理者』の資格対策の授業の中で、『観光英語』を身につけることができます。総合旅行業務取扱管理者の資格を取ることができれば、海外で仕事をする際に役に立ちます。観光英語を身につけられば、海外を飛び回る仕事をすることも夢ではありません。
現地でお客さまをガイドするためには、その周辺の地理や観光地について詳しくなければなりません。お客さまは勿論、ガイドをする人はプロとして、何でも聞けば答えてくれると思っています。例えばツアー旅行の自由時間の際に、お土産を買いたいお客さまに、おすすめのお土産やそれを買えるお店を伝えることができれば、とても喜ばれます。最初は勿論、観光地や移動手段などの地理を覚えるだけでも良いのです。しかし、経験を積んでいく中では、いつまでもマニュアル通りのことだけでは面白くありません。観光地の歴史を語れるようになったり、移動先でも近道を知っていたりと、その土地に詳しくなればなるほど、お客さまにもより喜んでもらえるようになります。
観光地理は観光の仕事をする上ではとても大切です。『国内旅行取扱管理者』という観光の仕事をする人にとっては、取得しておきたい資格の中に「観光地理」の項目があります。なんと観光地理は、『国内旅行取扱管理者』の試験の中で半分以上の点数を占めています。どれだけ重要かがわかりますね。実際、観光地や地理の知識は、ガイドをする以外にもツアーを作る仕事にも、販売をする仕事にも必要になるものです。
京観校では『国内旅行取扱管理者』の資格対策の中で観光地理について詳しく学ぶことができます。他にも『京都・観光文化検定』があったり、『旅行地理検定』があったりと、場所に合わせた検定試験があります。それくらい観光の仕事は観光地を勉強することが大切だということです。
なんといっても観光の仕事をする上では、その仕事に特化した専門的なスキルを勉強することが必要です。現地で観光をガイドする仕事をするにしても、観光ツアーを作る仕事をするにしても、観光ツアーを販売する仕事にしても、その仕事に必要なスキルを身に着けておく必要があります。
京観校では1年次に『国内旅行取扱管理者』と『総合旅行業務取扱管理者』の試験に合格するための対策を中心に勉強します。そのため観光英語や観光地理など、観光の仕事全般で必要な知識を学ぶことができます。他にはカウンターセールスの実務知識や、グランドスタッフの実務知識など知識として仕事別に学ぶことができます。
1年次に基礎的な知識を身につけることで、観光の仕事の中でもどの仕事をしたいかがわかりやすくなります。その上で1年次の後期からは、様々な仕事に必要となる知識やスキルを学ぶ演習や学外実習が増えていきます。
例えば、カウンタースタッフやアウトセールスなど、販売に関する仕事に必要なことを学んだり、あるいは、ツアープランナーやツアーコンダクターなど、クリエイティブな仕事に関することを学んだりもします。
実際にツアーを自分で作り、ツアーとはどのように組まれているのかを研究するところから始まり、組み立て方を学んでいきます。その際には勿論、観光地に関する情報も覚えていく必要があります。ツアーコンダクターやバスガイドなど、ガイドをする仕事に関することを学べます。実際にバスに乗って旅行をガイドする授業などもあり、実践的に学ぶことができます。ガイドをするには様々な知識や気配りが必要ですが、それらは知識だけで分かるものではありません。実際に自分で体験するからこそ、分かることがたくさんあります。就職をする前に研修を受けられるようなものなので、スキルが身につけられます。
観光に関する仕事に就くためには、どのような方法があるのでしょうか。それぞれご紹介していきます。
観光の仕事に就くためには大卒や専門学校卒業は必須ではありません。そのため高校を卒業してすぐの方でも、就職することができます。ただし、高校卒業すぐに旅行会社で働く場合は、職種を選べないことが多いようです。中には職種を絞られている場合もありますが、未経験でスキルがない状態では中々自分のやりたい仕事にすぐに就くことはできません。そのため下積み経験が長くなると、自分のやりたいことから離れていくこともあるので少し大変です。
専門学校で学ぶことが、結果的には近道になるでしょう。なぜなら、自分の興味のある仕事に関した知識やスキルを、得ることができるからです。例えばツアープランナーになりたいと思った場合、高卒であれば旅行カウンタースタッフで販売をしながら、知識や経験を深めるところから始まります。未経験では、ツアー自体がどういうものか理解ができていないからです。
しかし、京観校を卒業してからツアープランナーになるために就職をした場合であれば、すぐにツアープランナーとして働ける可能性が高くなります。なぜなら、実際に授業の中でツアーを作れるようになるための勉強を重ねるからです。スキルがある状態で働き始められれば、即戦力として評価されるかもしれません。
他にも『国内旅行業務取扱管理者』の資格を持っていれば、旅行に関する業務を理解していることの証明になります。この資格を持っているだけで企業側から認めてもらえます。だからこそ専門学校で学んだ方が、自分のやりたいことの実現が早くなります。
京観校では在学中に、観光に関する資格をたくさん取ることができます。平均的に卒業するまでに6個の資格を取ることができます。旅行に関する資格を6個も持っていれば、それだけで就職が有利になるでしょう。
高校卒業してから2年間勉強するのは、一見すると回り道に思えます。しかし専門学校に通う中で資格を取得しながらスキルを身につけることで、即戦力として活躍することができます。『国内旅行取扱管理者』、『総合旅行業務取扱』は一番に、そして『観光英語』や『観光地理』など旅行のどの仕事に就くにも活用できるものを取得しておくだけで、選ばれる人になることができます。
これらの資格を、独学で取得するのは、とても難しいでしょう。時間もかかり、労力もかかり、分からないことを誰かに質問することもできません。その点、京観校では、仲間と一緒にプロの先生の元で学ぶことができます。だからこそ資格をたくさん取ることができるのです。観光の仕事に就きたいと考えている方は、たくさんの資格取得を目指すためにも、わたしたちと一緒に、学んでみませんか?
京都ホテル観光ブライダル専門学校 旅行学科の紹介アニメ動画もご覧ください。
参考記事
https://www.kyoto-carriere.ac.jp/dpt_travel/job/tour_planner.php
https://www.kyoto-carriere.ac.jp/dpt_travel/job/tour_creator.php
https://www.kyoto-carriere.ac.jp/dpt_travel/job/sales.php
バーテンダーと聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。テレビドラマに出てくるようなバーテンダーは、見ていても格好良くて、憧れの職業かもしれません。
ですが「じゃあ、バーテンダーって、実際にどのような仕事をしているか」は、意外と知らないものです。バーテンダーはただお酒を作るだけが仕事ではありません。
今回は、バーテンダーがどのような仕事なのか、バーテンダーになるために必要なことは何か、などをお伝えします。
バーテンダーの仕事というと、なんとなくのイメージはあるかもしれませんが、実際どんなことをしている人なのか、ご存知でしょうか。
実際のバーテンダーは、お酒作り以外にも、様々なことをお客さまに提供しています。どのようなことをしているのか見ていきましょう。
バーテンダーはお客さまを楽しませることが一番の仕事です。ただお酒を提供するだけではなく、来てくれたお客さまを楽しませて癒やすのが役目です。バーに来るお客さまは、ただお酒を飲みたい気持ち以外にも、様々なことを求めています。
その中には一人で飲みに来て、バーテンダーと話をすることを楽しみに来ている人もいます。普段人には言えない愚痴をこぼしたり、楽しい会話をしてバーテンダーと盛り上がりたい人や、ストレス発散したい人などもいます。
このように様々なことを求めてやってくるお客さまを「笑顔」で帰ってもらえるようにするのが、バーテンダーの務めです。そのためレストランでの接客スタッフや、ホテルのカウンタースタッフよりもお客さまとの距離は近くなります。
近い距離で接することができるからこそ、お客さまへの細かい配慮が必要になります。接客マナーは勿論のこと、「お客さまが何を求めているのか」「どのような空間づくりをすれば喜ぶのか」を考えて実行することが大切です。お客さまと一緒に自分も楽しめるような人が、お客さまからも好かれるバーテンダーになれます。
バーテンダーの一番の務めは、やはりなんといっても美味しいお酒を提供することです。美味しいお酒を提供するためには、お酒について詳しくなければなりません。バーテンダーの仕事はただメニューにあるお酒を作るだけではありません。
お客さまが求める味を提供することが一番の仕事です。時にはお酒のことが全くわからないお客さまから、「酸味の利いたお酒が飲みたい」、「甘いお酒が飲みたい」、「さっぱりしたお酒が飲みたい」とお酒の名前ではなく、味の雰囲気を伝えて注文されることもあります。
バーテンダーには、様々なお客さまのオーダーに答えて、お客さまが飲みたいお酒を提供することが求められます。お客さまが求めるお酒を作るというのは、簡単そうに見えてとても難しいことです。数千種類あるお酒について理解しておかなければなりませんし、どれをブレンドするのが一番お客さまが求めるものに合うかを知っておかなければなりません。
お酒のセレクトは勿論のこと、どのお酒をどれくらい強く入れるか、ベースはどれにするのかなど考えることは様々です。
勿論最初はメニューにあるお酒を作れるように経験を積みながら、オーダーを聞いたりお酒を提供したりして経験を積んでいきます。その中で徐々にお酒を作れる数が増えていき、オリジナルのお酒を作れるように少しずつスキルアップしていきます。
オリジナルのお酒をお客さまが好む形で作れれば、プロといえます。一番嬉しいのは「あなたのおすすめのお酒を作って」と言われるほどに信頼されることです。そこまでいけばあなたのお客さま、ファンができている状態です。
あなたが本当にお客さまに美味しいお酒を、良いものを提供したいと考えていれば自然とお客さまはできていきます。バーテンダーの一番のやりがいであり、バーテンダーをしていてよかったと思える瞬間ですね。
バーテンダーになるためには資格や特別なものは必要ありません。しかしバーテンダーになる上では欠かせない能力があります。
一番必要な能力は、お客さまを楽しませられる力です。様々なお客さまがバーテンダーと話すことを楽しみにしていることは先に述べた通りです。
そのために必要なのは、お客さまが愚痴をこぼしたい時に、ただ聞いてあげる力であったり、話しかけてきたお客さまの話を盛り上げてあげたりと、お客さまの状況に合わせて対応できるコミュニケーション力が必要になります。ただコミュニケーション力といっても、小手先のテクニックを身につければいいわけではありません。
単純に人と話すのが好き、人の話を聞くのが好き、色んな人と接するのが好き、これらが何よりも大切な能力です。人と接するのが好きでなければ、仕事だから関わっているという雰囲気が出てしまいます。何よりもそのような対応の仕方では、お客さまが求めているものに気づくことができません。
バーテンダーはお客さまを楽しませたり、お客さまが求める空間を演出することが求められます。それはただ楽しく話をしたり、たくさん話しかければいいものでもありません。
話しかけられたくない、一人でただ静かに飲みたい人に対して話しかけてしまっては、鬱陶しく感じられるだけです。他にもお客さまが話を聞いてほしいタイミングに、自分ばっかりが話してしまっては意味がありません。
バーテンダーに一番大切なコミュニケーション力は、「今お客様が何を求めているのかを理解し、それに合わせた対応をすること」です。美味しいお酒を提供することは勿論のこと、お客さまが心地よくお酒を飲める空間作りまでできて、一人前のバーテンダーといえます。
バーテンダーが作るお酒は、居酒屋においてあるような「カシスオレンジ」など定番なものだけではありません。お客さまにあったお酒も作れるようになる必要があると前述したように、様々なお酒を作れるようにならなければいけません。
そのためには数千種類あるお酒について、それぞれ理解するところから始めていきます。まずはどのようなお酒があるのか、それらがどのような味になるのかを知るところからです。そこを理解したら、次はお酒をブレンドしたらどのような味になるのかを試すところです。
一つひとつの味はわかっても、混ぜれば全く異なる味になります。意外な組み合わせもあったりと、これは実際にブレンドしながら覚えていかなければなりません。
お酒が好きでなければ、中々大変なものです。お酒好きであり、探究心のある人は楽しみながら知識を深めていくことができます。
お酒の知識をつけていけば、「このお酒とこのお酒を混ぜたらどうなるんだろう?」とわくわくした気持ちで行なうことができます。
京都ホテル観光ブライダル専門学校では「カクテル&スピリッツ」の授業でお酒の知識を勉強することができます。バーテンダーとしての知識や技術、TPOに合わせたカクテルの選び方も学ぶことができます。「バーテンダー演習」では、実際にカクテルを授業の中で作るのですが、作成する前にそれぞれのお酒についてを勉強し、カクテルのレシピを覚えていきます。
数千種類あるお酒を一人で覚えるのは大変ですが、授業で数回に分けて作りながら覚えていけるので身につくのが早くなります。
これは一番身につけなければならず、先天的には身についていないものです。お酒を作る、お酒とお酒を混ぜるといっても実は様々な技術があります。
ブレンドするお酒の量や、そのお酒をどのようにブレンドしていくかで味も変わってきます。それをその時の状況次第ではなく、意図的に行えるようになることもバーテンダーに大事な技術です。
カクテルにするためにブレンドする技術は、よく知るシェイカーを振って混ぜる方法や、「ステア」といってシェイカーのように大きく振らずに軽くかき混ぜる方法もあります。他にも氷と一緒にミキサーにかけて大胆に混ぜたり、グラスの中で直接混ぜ合わせるビルドという4つの技術があります。
これらの技術を習得することは勿論のこと、それぞれの技術の使い分けも知っておかなければなりません。なぜこのお酒はこの方法で作るのか?それぞれの技術の特徴を掴みながら、オリジナルのお酒を作る時にも迷わないように身につけておく必要があります。
カクテルを作る技術というのは、お酒の知識を深めることと同じくらいに奥深く楽しいものです。失敗をしながら経験を積んで覚えていくことで、美味しいお酒が作れた時の喜びが大きくなります。
京都ホテル観光ブライダル専門学校では「バーテンダー演習」の授業があり、カクテルをブレンドする4つの技術の意味をそれぞれ学び、実際にカクテルを作成して技術を自分のものにするために練習を重ねていきます。
他にもスタンダードなカクテルのレシピを学び、実際にカクテルを作成します。スタンダードの他にはTPOに合わせて「ホットカクテル」、「オールデイタイプ」、「アペリティフカクテル」とそれぞれのカクテルも実際に作ります。
その際にただ技術を身に着けながらカクテルを作るだけではありません。バーテンダーの所作も一緒に身に着けます。カクテルを作る時に大事なのは技術だけではなく、所作も大切になります。お客さまは味は勿論のこと、雰囲気でもお酒を味わいます。バーテンダーの動きが綺麗に見えたり、バーの雰囲気が心地よく感じられるのはバーテンダーが所作を意識しているからです。
京都ホテル観光ブライダル専門学校ではバーテンダーとなるための練習として、学内カクテルコンペティションを開催します。その場でスタンダードカクテルを作るためにスタンダードカクテルを完全な状態に仕上げます。人前に出しても恥ずかしくないカクテルを作れるように練習をすることで、就職にいきていきます。
バーテンダーがどのような仕事か、何が必要かについてお伝えしてきました。一見するとバーテンダーになるのは難しくて、特別な人しかなれないような気がしたのではないでしょうか?ここからはバーテンダーになるための方法をお伝えします。
バーテンダーになるためには特別なスキルは必要ありません。強いていえば、人と接することとお酒が好きなことです。この2つがあり、意欲があればバーテンダーとして雇ってもらうことができます。勿論入ったその日からお酒が作れるということではありません。
最初はお酒を作る以外の仕事をしながら、先輩のお酒の作り方を見ながら覚えていきます。下積みの経験をしながら、お酒を作る練習をしていき、お酒の知識を深めていきます。飲食店のキッチンが未経験で雇ってもらえるのと同じです。
勿論それ以上に覚えることや、身につけることは多くなるために世界は全く違います。しかし難しそうだからといってやる前から気負いする必要はありません。卒業後すぐにバーやホテルのバーカウンターがあるところに就職するのもいいですね。
お酒の知識やカクテルの作り方や所作、接客をする上でのコミュニケーション力をしっかりと身につけるのならば専門学校に行くのがおすすめです。現場で学べるとはいえ、仕事をしながら覚えるのと、あらかじめ教える専門家に聞きながら練習をするのとでは全く違います。
専門学校では2年に渡って学ぶことができるので、しっかりと技術やバーテンダーとしての心構えを習得した状態で就職活動に望むことができます。
京都ホテル観光ブライダル専門学校ではお酒の知識だけではなく、教えるプロから実際にお酒作りを教えてもらうことができます。実際、現在ホテルのバーで働いている現役のバーテンダーが「バーテンダー」や「ソムリエ」の授業を担当しており、プロのお話を直接聞ける授業が盛りだくさんです。
また演習の授業では本物のカクテルを作れるので、在学中からカクテル作りを覚えることができます。
専門学校在学中にお酒の知識を身に着けておき、カクテルが作れるようになっていればバーテンダーとして就職した時からできることが広がります。自分の能力次第では、早くからお酒を作らせてもらえるかもしれません。
接客に関する資格を持っていれば、バーテンダーに欠かせない能力を持っている人として重宝されます。また、専門学校からであれば就職先も数ある中から選べるので、自分が働きたい場所で働ける確率が高くなります。
バーで働くのか、ホテルの中にあるバーで働くのか、どちらの方がいいのか京都ホテル観光ブライダル専門学校では会社の説明会をたくさん受けられるので、違いを知りながら納得した場所で働くことができますよ。
バーテンダーを目指せる!京都ホテル観光ブライダル専門学校 ホテル学科 料飲サービスコースはこちら
ホテルに就職すると、一体どのような仕事が待っているのでしょうか。一番分かりやすいのは「フロントスタッフ」かもしれませんが、ホテルには他にもたくさんの仕事があります。
では、ホテルに就職するためには、どのようなことをすればいいのでしょうか。
今回は、ホテルでの仕事内容と一緒にご紹介していきます。就職のために勉強するべき内容についてもお伝えするので、目指している人は今すぐ取り掛かれますよ。
ホテルに就職すると、どのような仕事ができるのでしょうか?ホテルの仕事といえばフロント業務のイメージが強いのではないでしょうか?実はさまざまな仕事に携わることができます。
ホテルでの仕事はお客様と接する仕事がたくさんあります。京都ホテル観光ブライダル専門学校ではホテル学科で学ぶことを決めても、入学後半年間はホテルの基礎を学んで、1年生の後期から更に3つのコースに分かれて専門的にホテルについて学べるようになっています。
コースは
この3つから選ぶことができます。
それぞれのコースは興味のある仕事の内容に合わせて選べるようになっています。
宿泊サービスコースでは
の仕事について学ぶことができます。宿泊するお客様の接客応対に必要なスキルや知識を学ぶことができます。
上級ホテルコース[語学専攻]では
の仕事について学ぶことができます。ホテルに宿泊しているお客様の困りごとや、ご依頼を引き受けて、お客様がより快適に宿泊するサポートをする仕事です。
このようにホテルにはさまざまな分野の仕事があり、お客さまにどのように関わりたいのかで仕事が選べるようになっています。
京都ホテル観光ブライダル専門学校には料飲サービスコースがありますが、ここで学ぶとホテルの中のレストランやバー・ラウンジでの就職を目指すことができます。
料飲サービスコースでは
の仕事について学ぶことができます。
ホテルには披露宴や大きな会議ができるような宴会場、宿泊をしなくてもランチやディナーと食事を楽しむためだけに訪れることができるレストランやラウンジがあります。高級なホテルであれば、お客様の目の前で料理をカッティング・サーブすることもあります。お客様が望む物をお届けするために、ホテルのレストランスタッフは料理に関する知識を深め、テーブルサービスやマナーを身につけておく必要があります。
料飲サービスに携わるのが好きならば、ホテルのレストランスタッフとして就職するのもお勧めです。接客の際の身のこなし方や、サービスの内容なども、町中にあるレストランとは違う、洗練されたものが求められる職業です。
結婚式は結婚式場だけではなく、ホテルでも行われます。そのため、ホテルスタッフとして働いていても、ブライダルの仕事に携わることができます。例えば、披露宴を行っている会場で、バンケットスタッフとしてドリンクや料理のサービスを行うことができます。お客様が結婚式を集中して楽しめるように、バンケットスタッフはチームワークが必要になります。他にも2次会のパーティーでもバンケットスタッフとして活躍することができます。
バンケットスタッフの良いところは、忙しく働く中でも、感動の舞台をお手伝いできるところです。宿泊やレストランといった別のホテル業務とは、またひと味違った体験ができます。
また、ホテルスタッフとしてではなくブライダルスタッフとしてホテルで働くこともできます。ブライダルスタイリストは、ホテル内にある提携のドレスショップに常駐し、そのホテルで式を挙げたい人の衣裳コーディネートやヘアメイクなど当日の装いのトータルコーディネートを行います。
ブライダルの業界では、これまでもホテルで結婚式や披露宴を挙げる「ホテルウエディング」が人気もでした。ホテルもさまざまな需要があるからこそ、ホテルでできる仕事内容が増えているのでしょう。
ホテルとブライダルはこのように切っても切れない関係です。そのため、ホテルについて学ぶ際には、必ずブライダルについての勉強も行います。反対にブライダルでも、ホテルについての勉強を行います。そのため、最初はホテルスタッフとして働きたいと考えていた人が、ホテルで花嫁さんに直接関われる仕事をしたいと思うようになり、ブライダルへと移ることもあるようです。
京都ホテル観光ブライダル専門学校の場合、ホテル学科で入学をしても1年生後期のコース選択時にブライダル学科に移る(転科する)ことができるので、進路希望の変化にも対応することができます。
ホテルといえばどのようなイメージがあるでしょうか?快適な空間を与えるために、まるでセレブにでもなったと感じさせるくらいに、お客様に丁寧な接客をします。そのためにホテルスタッフは通常のサービス業とはまた違った高い品質のサービスを提供しています。そのためにはどのようなことを勉強しなければならないのかについて、見ていきましょう。
高いサービスを提供するためには、サービスの内容だけではなく、サービスを行う人の振る舞い方を意識するのが大切です。お客様に最高のおもてなしをするためには、「立ち居振る舞い」、「接遇マナー」が強く求められます。ホテルは、お客様に癒しを提供していくことになりますので、スタッフの対応が悪いとそれだけでお客様の気分を害してしまいます。一度気分を悪くしてしまうと、それはそのスタッフだけの問題ではなくホテルの信用問題にかかわります。
お客様に笑顔で対応をするのはもちろんのこと、丁寧な言葉遣いも求められます。どのような話し方をすれば、お客様を不快にさせないか?これを意識して丁寧な話し方をする必要があります。丁寧な言葉遣いをすると言えば、自分の中でイメージがあるかもしれません。しかし、自分が思っている丁寧な言葉というのは、実はくだけている言葉かもしれません。普段使っている言葉遣いではなく、ホテルスタッフとしての言葉遣いを学ぶ必要があるかもしれません。
立ち居振る舞いでは、綺麗に見える身のこなし方があります。例えば物をお渡しする時であっても渡し方一つでお客さまに与える印象が変わります。綺麗に見える形で行うと、そのちょっとした所作に丁寧さが感じられます。そのため京都ホテル観光ブライダル専門学校では「パーソナルグレイス」という授業があり、綺麗な姿勢やお辞儀、歩き方などを学んでいきます。これで、堂々とお客様に接客応対できる、綺麗な立ち居振る舞いができるようになります。
「ホテルで働く」と一言でいっても、さまざまな働き方があります。その働き方によって業務内容が違うので、それぞれ自分が働きたい仕事の知識をつけておくことが大切です。京都ホテル観光ブライダル専門学校には「ホテル業界研究」の授業があります。まずは自分が働こうと考えているホテルがどういう場所なのか、どういうことを行っているところなのかを知っておくことで、自分が就職しようとしている場所について理解することができます。
京観校では、1年生でホテル業務全般の知識を学びます。その上でインターンシップへ行き、実際にホテルで2週間実務経験ができるので、教科書の上だけの知識だけではなく実際にそれぞれの業務を経験することができます。
実際に学びながら働くことができるので、ホテルでの仕事を肌で感じることができます。1年生前期にホテルの業務を全体的に学ぶことで、1年生後期には自分が就きたい、興味のある職種を選んでいくことができます。2年生後期になれば、今すぐ就職して実践の場に出れるほどの知識と高い技術を学ぶことができます。
例えばフロントクラークを目指している場合、1年生は「ホテルフロント会計」の授業で会計の仕方、計算方法や外貨の両替などのやり方を知識として学びます。そして2年生になると「フロントオペレーション」の授業でフロント業務の流れを実際に行いながら学んでいきます。京観校には校舎内にホテルのフロントを模した設備があるので、まるでホテルのフロントで働いているような気持ちで実務の練習をすることができます。
ホテルはどの職種でも覚えることはたくさんあります。そのためまずは知識として覚え、それを自分のスキルとするために、実習・演習の授業を行います。だからこそ、卒業するときには即戦力として働ける実力がついているのです。
京都ホテル観光ブライダル専門学校で実際に行っているホテルの授業は↓でチェック
ホテルで働く上で、どの業務でも役立つ資格から、その業務特有に活かせる資格があります。京都ホテル観光ブライダル専門学校では様々な資格を取れるように、その仕事に活かせる資格の対策授業があります。なんと平均して6個の資格を取得して卒業しているので、就職も有利に働きます。
例えばホテルの資格や検定では
などがあり、京都ホテル観光ブライダル専門学校ではこれらの資格取得を目指すことができます。
ホテルのどの仕事についても活かせる検定合格、資格取得を目指した授業を受けることができます。本来であればこれらの資格を一度に勉強するのも、一度に取得することも難しいでしょう。しかし京観校では対策授業があるからこそ、繰り返し勉強しながら友達と一緒に合格を目指すことができます。
京観校が資格取得の実績が高いのは、ただ対策授業を行っていることだけが理由ではありません。同じように頑張る友達がいて、資格検定に詳しい講師がいるからです。だからこそ難しい試験でも合格を目指して勉強することができるのです。
実際にホテルに就職するためにはどのようなことを行えばいいのか?ホテル就職のために必要なことをお伝えします。
ホテルに就職するためには基本的には特別な資格も、実務経験も学歴もいりません。高卒の未経験の状態から就職することができます。ただ未経験の場合、はじめから自分が行いたい業務につけないことも多くあります。
また、高卒から何の勉強も行わずに就職をしてしまうと、理想と現実のギャップを感じてしまうことがあります。ホテルはどのような場所で、どのような仕事があるのか、これらを勉強してから、実際に就職する方が有利だといわれています。
ホテルの専門学校で学ぶのが一番の近道です。ホテルに就職するためには特別なことは必要ありませんが、専門的なことを先に学んでおくことで即戦力として自分が就きたい業務に就くことができます。
京都ホテル観光ブライダル専門学校では、自分が就きたい仕事の業務内容を学び、実際にインターンシップや実習を通して業務の経験ができます。そのため、何も知らずにホテルに就職するよりも、自分自身が働きやすいということもあります。ホテルの全体的な仕事についても勉強できているので、他の業務に対して早く理解できます。
さらに京観校では、資格を取得できることが何よりも強いところです。資格があることで、ホテルに詳しい、業務が行えることの証明になります。ホテルに就職をすれば、最初に研修を行い、そこで身のこなし方やマナーなど接遇について学んでいきます。しかし研修で学べる期間はとても短く、その中で学べることは少ないため、結局いざ働き始めてもわからないことが多いままのことがあります。
京都ホテル観光ブライダル専門学校に通えば、在学中にホテル業務で必要なことを身につけられるので、就職する前に業務に関する力をつけることができます。だからこそ、即戦力として自分が就きたい仕事にすぐに就くことができるので、自分の夢を叶えるまでの道のりが早くなります。
ホテルで働きたい!と考えた時、どのような仕事があるの?どうすれば就職できるの?という疑問を抱くことはありませんか?
実は、ホテルで働くために、持っておけば活かせる資格があります。
今回は、ホテルにはどのような資格が活かせるのか、またその資格を取るためにはどのような勉強をすれば良いのか、
資格をどのように活かすことができるのかなどについて、説明していきます。
ホテルに活かせる資格はたくさんあります。実際にはどのような資格なのか、どうすれば資格を活かせるのか、それぞれご紹介していきます。
ホテルで働く上で一番求められるのは『接客力』です。接客力があるかないかで、ホテルの中でどのような仕事が任せられるかが決まってきます。そのための証明として、接客スキルが一定レベル以上であることを証明できる資格を取得しておけば、重要なお客さまの接客も任せてもらえるようになります。
接客に関する資格は
などがあります。
マナー・プロトコール検定とは、基本的なビジネスマナーや礼儀が問われる検定です。一見すると接客に関係なさそうに思えますが、人は、より良いマナーを身に着けることで、実際の振る舞い方や言葉遣いが変わってきます。
この検定は3級や2級の合格では、マナーが身についているかに着目していますが、準1級や1級になるとマナーや接遇に関して「人を育てる側になれる能力があるかどうか」が見られます。つまり、1級まで合格することができれば、後に指導者や管理責任者を任せられる人にもなれます。接遇マナーについてただわかるだけではなく、教えられるレベルまで身に着けられるということです。
サービス接遇検定とは、サービス業に関わる人すべてが、取得しておきたい検定です。この検定はサービスについての専門的な知識や資質、実務技能が適正かを問われます。接客をする上での心構えや、サービスに対する考え方が身に付いているかも問われます。実務では、話し方や振る舞い方、お客さまへの応対の仕方も見られます。考え方や知識だけではなく、実務能力を身につけることで、なぜこのような振る舞い方が必要なのか、またお客さまはどのようなことを求めているのかも、考えられるようになります。
秘書検定とは、接客とは関係のないように思えますね。しかし上司や社長のスケジュール管理をする秘書は、常に上司が働きやすいように動かなければなりません。そのため気遣いの仕方、気の利かせ方や振る舞い方、そして誰と話しても恥ずかしくない正しい言葉遣いや、表情なども問われます。秘書となれる資質があるということは、人と応対する時に失礼のない感じの良い人になれるということです。この能力は、接客にも活かすことができます。
ホテルには様々なお客さまが来られます。特に外資系で働きたい人や、外国人観光客が訪れる場所で働きたい人は、語学に長けていることは必須になります。そのための資格を見ていきましょう。
語学に関する資格は
などがあります。
実用英語技能検定とは、日常で使うような英語をどれだけ理解しているかを問われる検定です。試験は筆記テストと面接があります。例えば面接は、英語で話す、英語で答えるようになっています。面接といっても就職のような面接ではなく、口頭で出される問題に答えていきます。
観光英語検定とは、実用英語検定と形式は同じようなものです。それを観光で使う業界用語に特化した能力を問うものです。そのため試験ではホテルで使う業務的な用語や、観光だからこそ使う独特な言い回しを中心に問われます。
TOEICとは、英語によるコミュニケーション能力が問われるものです。点数でレベルがわかるようになっているので、ただテストを受ければいいというものではなく高得点を目指しましょう。TOEICではビジネス英語が問われます。TOEICにはライティングとリスニングが問われる試験と、スピーティングとライティングが問われる試験があります。ホテルで活かすためにはスピーティングのテストを受けるのが良いかもしれません。
ホテルの専門的な仕事の資格もあります。この資格を持っていれば、ホテルの仕事を始める前からホテルの仕事内容に詳しいことの証明になります。ホテルの仕事には様々な内容があり、ホテル業界はとても広いです。これを理解しているかいないかでも仕事の仕方は変わってきます。
ホテルの仕事に関する資格は
があります。
ホテルビジネス実務検定とは、ホテルに関するあらゆる実務知識が問われる検定です。実務的な知識をそれぞれ理解できていれば、自分自身がどの業務についても活躍することができます。またホテル全般の仕事内容について理解をしておけば、自分の関わらない仕事の役割部分についても理解することができるので、効率的に仕事をすることができます。この検定では経営知識も問われるので、検定合格を目指すことでホテル業についての理解が深まります。
レストランサービス技能検定とは、サービスに関する唯一の国家資格です。ホテルの中での料飲サービスに関する知識と能力が問われます。接客面でのサービス知識から、料理の知識についても問われます。料理によって食器やサービスの方法などが変わってきます。そういった細かい点も理解することで、レストランサービスのプロになれます。ホテルの料飲サービスは勿論のこと、飲食店でも活用できますね。
実際、ここまでに上げたホテルに活かせる資格を取るためには、一体どういうことを勉強すれば良いのでしょうか。それぞれ勉強すべき内容をご紹介します。
接客に関する資格をとるために必要なのは、お客さまに失礼にならない話し方や、綺麗に見える振る舞い方、そして接遇マナーです。これらを身につけることで、接客に関する資格を取得することができます。ただ接遇マナーというのは知識として勉強するのは簡単ですが、実際に行うための勉強は難しいです。一人ではどれが正しくて、どれが正しくないかの判定が難しいためです。身につけるのであれば第三者に正しいやり方を教わりながら確認してもらうのが効果的です。
キャリエールでは『サービスマナー演習』などの授業があり、サービスマナーを身につけながら、サービス接遇検定の合格を目指すための学習ができます。だからこそサービスに必要なマインドから、おもてなしの心と考え方の面も学ぶことができます。その上で過去の事例を通して実際に対応の仕方を実技形式で学ぶことができます。実際に自分が接客をしながら学んでいけるので、正しい正しくないことがわかるようになります。何よりも実際にあった事例を使うためにイメージを掴みやすいです。
さらに『ロビーアテンドオペレーション』という授業では、フロントやドアスタッフ、ベルスタッフとして働くための業務が学べます。業務内容を学ぶのが主ではありますが、フロントの仕事では姿勢や身のこなし方が問われます。言葉遣いや、お客さまをエスコートできているのか、笑顔で接することができているのかも見られるので、接遇マナーを業務の演習を通じて身につけることができます。
ただ知識として学ぶだけではなく、実際に行うからこそ体で覚えることができます。人は頭で覚えることよりも体で覚える事の方が覚えやすいです。
観光英語はホテルの仕事をする上で身につけておかなければなりません。英語は自分でも学ぶことはできますが、中々身に着くまでに時間がかかります。キャリエールでは『接客英会話』を学べる授業があります。接客英会話の授業を通じて、実際にホテルで使う英語を身につけることができます。
キャリエールではTOEICや英語検定の対策授業もあるので、様々な形で英語を学ぶことができます。接客英会話の授業を学ぶことで英語を楽しく学ぶことができます。英語と聞くと身構えてしまう人も、楽しく学ぶことで自分のものにすることができます。
ホテルの仕事は様々な仕事がありますが、接客の仕事を大きく分けると2種類に分けることができます。
ホテルの仕事は
に分かれます。
フロント・ロビーのスタッフは『フロントスタッフ』、『ベルスタッフ』、『ドアスタッフ』が主な仕事内容となります。そのため必要な資格は接客に関する資格がメインになります。この倍あは、サービス接遇実務検定と、マナー・プロトコール検定合格を目指した勉強をするのが、良いかもしれません。資格以外には、フロントスタッフであれば、チェックインやチェックアウトの対応をするので、会計に関する資格を持っておくのも良いでしょう。またフロントスタッフはお客様と必ずコミュニケーションを取る仕事です。外国人観光客ともコミュニケーションを取るので観光英語など英語に関する勉強も必要です。
料飲サービスは『レストランスタッフ』、『バンケットスタッフ』、『ソムリエ』、『バーテンダー』が主な仕事内容となります。レストランスタッフとバンケットスタッフは『レストランサービス技能検定』の合格を目指した勉強をするのが良いでしょう。
ホテルに関する資格をたくさんご紹介してきました。それらの資格をとった先には一体どのような良いことがあるのか、資格がどのように活かせるのかご紹介していきます。
資格を取っておけば、就職をする際に自分がどれだけの知識と能力を持っているかを証明することができます。就職は筆記試験があったとしても、ほとんどは面接で決まります。面接だけでは自分に能力があっても中々アピールすることは難しいです。しかし検定合格の証明や資格を取っていれば、ひと目であなたのできることを企業にアピールすることができます。
資格があるということはすでに、基礎的な能力が備わっているということです。そのため、本来であれば研修を重ねて、その間に適正を見て企業側があなたに合った仕事を選ぶという形で、配属が決まりますから、自分の希望が通らないこともあります。しかし資格を持っていれば、すでに能力が備わっていると見なされ、あなたの希望の仕事をすぐに始めることができるかもしれません。
企業は即戦力となる人材を求めているものです。これは新卒もそうですが、仮にあなたが他の企業に転職を考えた時にも、一定以上の資格を取得していれば、あなたがホテルの中でも違う職種に就きたい時にも、きっと役立つのではないでしょうか。
資格を持っていれば即戦力となるとお伝えしたように、職業を選んで就職先を探すことができます。一般的な就職は、企業へ就職することが多いので、職種を選んでの就職ができない場合があります。そのため希望の仕事に就くまで、遠回りをすることもあります。
やはり自分のやりたい仕事、「好き」と思える仕事に、一日でも早く就きたいですよね。就職してすぐ、自分がやりたい仕事を任されるようになれば、モチベーションも上がり、楽しく仕事をすることができるのではないでしょうか。
キャリエールでホテルに関する知識と実力が、驚くほど身に着きます。夢の実現が早いかもしません。キャリエールで、あなたの夢を叶えましょう。
参考記事
https://www.kyoto-carriere.ac.jp/license/hotel/manner/
https://jitsumu-kentei.jp/HS/about/contents
https://english-innovations.com/3802/
https://www.kyoto-carriere.ac.jp/license/hotel/hotelbusiness/
ウエディングに関するお仕事はたくさんありますが、中でも「ドレススタイリスト」というお仕事は、花嫁をもっとも美しく演出するお仕事です。結婚式や披露宴に直接関わることは少ないですが、花嫁や花婿の「ありがとう」に近いお仕事かもしれません。
今回は、そんなブライダルスタイリストのお仕事について、お伝えしていきます。
ドレススタイリストの具体的な仕事内容について見ていきましょう。
女性にとって結婚式とは、一生に一度の大切な晴れ舞台です。そんな結婚式で、純白のウエディングドレスを着てみたい!と、小さい頃から夢見ている方も多いのではないかと思います。
実際の結婚式では、和装・洋装と挙式のスタイルに合わせて衣装を選ぶことになりますが、そのお手伝いをするのがドレススタイリストの主な仕事です。まずはお客様とのカウンセリングでご希望を伺い、それに沿ったドレスをご提案していきます。
ウエディングドレスとひとことで言っても、その種類はデザインや色、素材までさまざまなものがあります。同じデザインでも、素材や色を変えるとまったく違うドレスになりますから、その数は無限と言っても良いかもしれません。
その数あるドレスの中から、花嫁は「自分が一番輝くことができるウエディングドレス」を選ぶのですから、やはり衣装のプロとしてのドレススタイリストからの専門的なアドバイスは欠かすことができません。
ドレススタイリストは、お客様のご希望に配慮しながら、お客様を一番引き立てることができるドレスを提案することが求められますが、提案するのはドレスなどの衣装だけでなく、衣装に合うブーケ、ヘアメイク、アクセサリーまで、きめ細かくトータル的にアドバイスしていきます。ですので、プロのスタイリストとして、衣装からフラワー、カラーリングなど、ブライダルに関わる幅広い知識を身につけていることが必要です。
また、衣装などの提案以外にも、ドレスを美しく保つためのお手入れや、チェックなど商品管理の作業もドレススタリストにとって大切な仕事の一つです。さらに、ウエディングドレスはレンタルだけではなく、オーダーメイドで「作る」花嫁もいます。その場合は、「ドレスを自宅で長く保管する方法」について、お客様へ適確なアドバイスをすることになります。
以上の仕事内容から分かるように、花嫁が晴れの舞台で最も輝くことができるかどうかは、ドレススタイリストの腕にかかっているのですね。
では、実際にウエディングドレスをアドバイスし、手配から当日までの流れをみていきましょう。
ウエディングドレスは、多くの場合、レンタル(貸衣装)となり、お客様はドレスショップを訪れます。基本的には「予約制」で、他のお客様とは重ならない、あるいはお客様ごとの担当者がしっかりと対応するようになっています。
最初にお客様とご挨拶をしたら、カウンセリングスタートです。お客様(多くの場合は、花嫁ご自身)に次のようなことを伺いながら、おおよそのドレスイメージを検討します。
多くの場合、上記7つのうち、6つ目までは、比較的すんなりとお話しが進みます。問題は7つ目、「ウエディングドレスに対するご希望」です。
最近は、インターネットや雑誌などで、ある程度の情報収集をされてからご来店頂く方が多いため、ある程度の「イメージ」はあるでしょう。「真っ白が良い」「フリルがたくさんあるのが良い」「シンプルなデザインでスタイルを強調したい」など、ご希望されるイメージは人それぞれです。まずは、お客様のイメージやご要望を伺い、それに近いものをご提案します。最初の1着がおおよそ決まれば、それに近いもの、少しデザインは違うがイメージは似ているものなどをご提案します。
しかし、お客様のイメージと、プロであるドレススタイリストの感性が違う場合、「お客様のイメージは伺いましたが、こちらのドレスもきっとお似合いになると思います」とさりげなく伝えながら、ドレススタイリストのオススメをご提案することもあります。
また、ドレスそのものに対するご希望が変わることもあります。最初はお客様がお色直しのドレスとして「薄いブルー」をご希望されても、例えば「濃い目のブルーと明る目のゴールドの2着にしたい」となるかもしれません。そこはやはり、お客様のご希望やイメージだけではなく、プロとしてのセンスで「お客様をもっとも美しくみせるドレス」を、ご提案していくことになります。
ある程度、ドレスが絞り込めたら、いよいよ試着です。しかし、ウエディングドレスは、必ずしも一人で着られるように出来ていないものもあります。ドレススタイリストは、試着(ウエディングドレスを着る)お手伝いもします。
また、予めお客様にはある程度「サイズ」を伺っておき、それに合うものを試着して頂きますが、必ずしもサイズがぴったりとは限りません。少しの補正が必要な場合がありますし、場合によっては補正下着などを使いながら、ぴったりする着こなしのお手伝いをします。
そして、忘れてはならないのが、写真。ドレスを試着に来るお客様は、ご自身でカメラを持参されることもありますが、持参されていない場合は、写真を撮ってお渡しすることもあります。ウエディングドレスの試着は、1着で済むとは限りません。複数のドレスを試着しながら、後で最終的にどれが良いかを、ご検討されることもあるからです。
また、補正が必要な場合は、どこをどれくらい補正するか、しっかりと記録しておきます。複数のドレスを試着した場合、ドレスごとに補正する箇所や内容が変わりますから、細かく記録しておく正確さが必要です。
ある程度、ドレスが絞り込めたら、「お見積り」を提示します。ドレスによって、レンタルの金額は変わりますし、保険料やクリーニング料を含めるかどうかも、お店やドレスによって違います。元々のお客様のご予算もありますし、必要事項が誰の目からも分かるよう、正確なお見積りを提示します。
また、ある程度ドレスが絞り込めたら、それに合わせたブーケ(ベール)や、アクセサリーも絞り込めるでしょう。ドレスのイメージ、お客様のイメージに合わせ、こちらもいくつかのパターンをお客様へご提案します。お見積りの中には、これらも含めて提示すると、全体的なご予算との検討もできます。
最初の試着日から数日~数週間後、ドレスを決定する日をご予約頂き、再度ご来店頂きます。その間、数回の「試着日」があることがあります。
さて、お客様がお気に入りのドレス1着(またはお色直し用含めて2着~3着)が決まったら、今度はドレスの予約から当日までの手配です。お客様には再度、結婚式や披露宴の日時と場所を確認し、確実にお届けできるように手配します。
ドレススタイリストになるためには、必須とされる資格はありません。ただし、少なくともこれだけは勉強しておいた方が良い、というものはあります。
ブライダルコーディネート技能検定は、職業能力開発促進法 第47条第1項の規定に基づき、厚生労働省より2018年7月23日に指定試験機関として指定された公益社団法人日本ブライダル文化振興協会が実施する国家検定です。
ブライダルコーディネーターとは
ブライダルコーディネーターとは、お客様のニーズを汲み取り、挙式・披露宴に関する文化・慣習等の担い手としてそれらを考慮しつつ、各種分業の壁を越えて幅広い関係者をコーディネートし、お客様に合ったブライダルサービス・商品等を提供する総合エキスパートです。
ブライダルコーディネーターに必要とされる能力は以下のとおりです。
・お客様のニーズを汲み取る「コミュニケーション能力」。
・お客様に合ったブライダルサービス・商品等を創造・企画する「プランニング能力」。
・お客様にプランをわかりやすく提案・説明し、承諾を得る「プレゼンテーション能力」。
・お客様の結婚式・披露宴を円滑に運営する「オペレーション能力」。
色彩検定とは、「色彩に関する知識や技術」が問われる検定試験です。
ここでいう知識とは、例えば色彩が心理面に及ぼす影響、色彩が持つ不思議な力、それによって変わる「色の見え方」などをさします。人には誰でも、パーソナルカラーがあり、似合う色や似あう色の組み合わせが変わります。色が持つ力や影響について学び、試験で確認をすることで、カラーコーディネートの技能が身につきます。
ウエディングドレスは「白」と思われるかもしれませんが、実は「白」にもいくつかの種類があります。遠目には同じ色に見えても、ドレスの素材となる「布」が変わると、光の加減で少し変わって見えることもあります。
また、同じウエディングドレスでも、ブーケ(ベール)の色や、アクセサリーの色を変えると、まったく違う印象になることもあります。こうした「色」の影響力は、ドレススタイリストには必須の知識といえるでしょう。
ジュエリーにはジュエリーの専門家(ジュエリーコーディネーター)がいますが、ウエディングドレスをコーディネートするときに必要な知識を習得できる検定試験です。3級、2級、1級と3つのランクがありますが、まずは3級を目指しましょう。3級で必要とされる知識や技能はは「ジュエリーの歴史、市場、素材、製造、商品、販売及びコーディネートに関する基礎知識」と、お客様に対してそれを説明し、接客や販売(ウエディングの場合はレンタル)ができる技能です。
ウエディングに対するドレススタイリストは、ドレスだけではなく、一緒に花嫁を引き立てるジュエリーもご提案します。お客様のイメージも重要ですが、「このドレスにはこのジュエリー」というセンスも必要です。また、例えば同じデザインのティアラだとしても、お客様の年代や雰囲気によって、違う宝石を選ぶ方が似合うことがあります。必ずしもダイヤモンドが良いわけではなく、場合によっては同じティアラで真珠にしたり、金属部分をゴールドではなくプラチナをご提案するなど、ジュエリーの知識は必要なスキルといえます。
いろいろな考え方はあるかもしれませんが、やはり「誰かのキレイを演出するのが好きな人」です。目の前にいるお客様のことを真剣に考え、「その人の一番」を見抜くセンスを持った人といえるでしょう。
お客様の好きなもの、ご希望されるものが、必ずしもその本人をもっとも美しく引き立てるものとは限りません。ご本人が寒色系が好きでも、実際には肌の色や表情、お客様の持つ雰囲気から、実は暖色系の方がお客様ご自身をもっとも引き立てる色かもしれません。
あるいは、お客様がふわっとしたデザインのドレスをイメージされていても、実際にはシンプルなデザインでスタイルを強調する方が、お客様をより引き立てるドレスとなるかもしれません。
もちろん、お客様のご希望は大切なのですが、プロとしてのセンスを知って頂くことが必要なこともあるのです。その為に必要なのが「その人の一番」を見抜くセンスと、「誰かのキレイを応援する」という心ではないでしょうか。
ドレススタイリストの仕事は、お客様の結婚式や披露宴に立ち会うとは限りません。ドレスの手配が終われば、そのお客様とのつながりは終ってしまうこともあります。
しかし、一生に一度の晴れの舞台で、本当にキレイな花嫁を演出できれば、お客様の感動を引き出すことができます。ウエディングの衣装は、ドレスだけではありません。花婿の衣装、ご親族の衣装も、トータルでご提案することもあります。ドレスが中心ではありますが、花婿とのバランスも重要なのです。
トータルで感動できる結婚式、披露宴を演出できれば、それはお客様からの「ありがとう」につながるでしょう。これが、ドレススタイリストのやりがいといえるのではないでしょうか。
それからもう一つ、ドレススタイリストに向いている人としては「キレイなものが好き」という要素もあります。ドレス自体はお客様のためにあるものですが、やはり、毎日キレイなドレスや衣装に囲まれているお仕事は、好きな人にとっては、これ以上無いほど居心地の良い職場ではないでしょうか。
さまざまなキレイな色、同じ白でもさまざまな表情を見せるドレス、豪華なレースやフリルに囲まれると、それだけでも幸せな気分になりますよね。
いかがでしょうか。
ドレススタイリストは、幸せにあふれた結婚式や披露宴を演出する、とても大事なお仕事です。キャリエールホテル旅行専門学校では、ドレススタイリストを目指す方へ、必要となる知識や技能を学んで頂く環境を整えています。今はまだ、ドレスのこと、カラーコーディネートのこと、ジュエリーのことが分からなくても大丈夫です。プロのドレススタイリストとして活躍中の講師陣が、あなたの夢を応援します。
参考サイト
キャリエールホテル旅行専門学校
https://www.kyoto-carriere.ac.jp/dpt_bridal/job/dress.php
ウエディングプランナーガイド
ドレスコーディネーター
https://www.jhs.ac.jp/weddingplanner/works/dresscoordinator.php
ナリカタ
http://www.narikata.com/bridal/wdc/howto/quality/
ジョブ―ル
ドレスコーディネーター
「仕事内容」
https://joboole.jp/articles/605869
「必要な勉強や資格」
https://joboole.jp/articles/890781
「向いている人」
https://joboole.jp/articles/211606
「やりがい」
https://joboole.jp/articles/872827